今から15年以上前は、書店のパソコン雑誌コーナーに行くと、本当にたくさんの雑誌が並んでいました。
初心者向けのパソコン雑誌、自作パソコンユーザー向けの雑誌、インターネットの雑誌、パソコン総合誌などです。
しかし、今ではパソコン雑誌の廃刊や休刊が続き、本当にパソコン雑誌の種類が減ってしまいました。特にパソコン雑誌を購入するようなユーザー層はインターネットは十分に駆使する力を持っているので、インターネット上の情報でことが足りるようになってしまい、パソコン雑誌の売り上げが減ってしまったことが要因なのでしょう。
そんな中で、パソコン雑誌老舗のアスキーが、6月以降は電子書籍版の「週刊アスキー電子版」と、ネットメディア「週アスPLUS」に完全移行することを決めました。週刊アスキーは前身のEYE-COMの時代から通算すると26年もの歴史があります。
これで紙媒体としての週刊アスキーは実質休刊されたことになります。
実は昔は月刊アスキーも発刊されていました。
こちらは1977年に創刊されたPC総合誌ですが2006年7月18日発売の8月号でPC総合誌から卒業しています。その後、月刊ビジネスアスキーとなりましたが、こちらも2010年に休刊されました。
PC雑誌は1995年頃がピークで2000年を過ぎたあたりで山を越えた印象だという解説もありました。オンラインへの大きなシフトを感じたのは2001年から2002年くらいだったそうです。インターネットをみんなが利用するようになれば、あえて月刊誌で1ヶ月遅れの情報をお金を出して購入すること自体に意味を見いだせなくなってしまいます。ほかにも、ASAHIパソコン、日経クリック、インターネットマガジンなど10年を超えて販売されていたPC関係雑誌が休刊しています。週刊アスキーがここまで健闘してきたことは立派だったのではないかと思います。
今後もこちらの週アスPlusで記事を見ることが出来ます。
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