SONYからXperia Z4が発表されました。この夏から入手できるようになります。私自身は初代のXperia Zを使っているのですが、調べてみると、これが発売されたのは2013年の春でもう、まるまる二年が経過します。その後、秋と春に新しいXperiaが発表されて、いよいよ4世代目になりました。
ただ、私自身は初代のXperia Zをとても気に入っていて、今でもあまり不自由なく使うことができています。だいたい、スマホは購入してから二年も経過すると不満が出てくるものですが、これだけ不満が出ない機種も私にとっては初めての経験です。
SONYのニュースリリースを見ると、広角25mmフロントカメラ搭載と高音質なワイヤレス音楽再生を楽しむことができるLDACに対応していることが、前面に押し出されていました。
今回は特に薄型、軽量なさらにおしすすめられており、厚さは6.9mm、重さは約144gとなっています。ディスプレイは5.2インチです。また、CPUが64bit対応オクタコア(Snapdragon 810 2.0GHz+1.5GHz)が搭載されており、64bit化されたAndroid 5.0とともに大幅な性能アップが期待できそうです。パフォーマンスはZ3と比べると、約2倍になっています。
カメラ
リアカメラは2070万画素、そしてフロントカメラは510万画素広角25mmのカメラが搭載されています。特にフロントカメラで複数人の撮影ができるようになったのが進歩になります。
サウンド
ハイレゾ音源の再生も可能です。Z3でも192KHz/24bitまでのFLAC/WAVが再生可能でしたが、再生時に96KHz/24bitにダウンコンバートされるようになっていました。Z4では192KHz/24bitのままでダウンコンバートをせずに再生が出来るようになっているため、音質劣化が無く音楽を楽しむことができます。さらに再生可能ファイルにAIFFが新たに追加されました。
Bluetooth接続時の最新高音質コーデックである「LDAC」に対応しています。既存のA2DPプロファイルのSBCコーデックが328Kbpsで伝送を実施するところ、最大990kbpsで伝送します。
LDACへの対応は本機がスマホで初となります。また、ノーマルのMP3音源もXperia Z4で再生するとハイレゾ音源に迫る音質で聞くことができる「DSEE HX」も搭載されています。96KHz/24bitに拡張してから再生することができます。もともとの音楽ファイルから量子化された際に細かい情報が失われてしまっていますので、96KHz/24bitに拡張する際にどのように補間して拡張しているのか、そのアルゴリズムの質がどのようなものなのかが気になります。
さらにヘッドフォンの再生音を最適化する機能が搭載されました。有線のヘッドフォンまたはイヤホンを接続して「自動最適化」機能をONにすると、Xperiaが接続されているヘッドフォンの挙動を検知するそうです。高音のときにヘッドフォンがどう反応して低音のときにはさらにどう反応するかなど、いろいろな情報を収集することで、ヘッドフォンの特性を収集します。この機能で、どれほどそのヘッドフォンに合った音質で音楽が聞こえるようになるのか興味深いところです。
ストレージ
メモリは3GBも搭載されています。これだけ搭載されていれば64bitモードでアドレス長が伸びてもパフォーマンスに悪影響を与えにくいのではないかと思います。ストレージメモリは32GBです。マイクロSDカードスロットも搭載しており最大で128GBまで拡張できます。
ストレージメモリは32GB、メモリは3GB。LTEは225Mbpsに、無線LNAはMIMOを新たにサポートするなど、通信速度や安定性も向上。バッテリはZ3の3,100mAhから2,930mAhに少なくなっているが、バッテリ持続時間はZ3相当になる見込み。
IPX5/8の防水機能も引き続き搭載。USB端子とイヤフォンジャックはキャップレス仕様になり、カバーを装着しなくても防水性が保たれている。USB端子は側面から底部に移動した。
フラグシップモデルということもあり、現時点で考え得るとても様々な機能が搭載されています。気になるモデルです。
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