2015年3月7日から使えるようになった府中スマートインターチェンジを5月に入ってから始めて使ってみました。今回は奥多摩周遊道路から檜原街道、五日市街道、新滝山街道から中央道の八王子インターチェンジに出て、そこから府中スマートインターチェンジに向かいました。
この日はゴールデンウイーク中でしたが幸い中央道は空いていて特に混雑している箇所はありません。15分ほどで府中スマートインターチェンジに着きました。道路標識では「府中」と書かれています。今までもあったインターチェンジが「国立・府中」なので、なんだか紛らわしい名前ではあります。
今までも府中スマートインターチェンジがあった場所には府中バス停がありました。この府中バス停に増設する形で導入路ができています。この導入路はとても立派なもので、簡単に都道川崎府中線までおりることができました。
府中スマートインターで便利になること
今まで、調布インターチェンジをおりてから、鶴川街道方面に右折するクルマがとても多かったのですが、この府中スマートインターチェンジを利用すれば稲城大橋を使って稲城市方面に行くことができるようになりますし、また是政橋を使っても稲城市方面に行けますので、交通がかなり分散されるようになり、調布インターチェンジの混雑もかなり緩和されるのではないかと思います。
実際に使ってみると、結構な台数のクルマがこのスマートインターチェンジを利用していました。付近に住宅が多いので、交通事故が多発するのではないかという懸念もありましたが、生活道路とは分離して導入路が建設されており、かなり安全に気を配って建設されているようにも見えました。
八王子方面から府中スマートインターチェンジでおりるときには、特にゲートなどはありません。ETC車でも非ETC車でもおりることができます。なぜかといえば、こちらは料金均一区間にあるため、すでに料金を払っているためです。中央道を相模湖方面から走ってきたクルマも、八王子の本線料金所でお金を払っています。従って、クルマは特にゲートなどを通過しなくても一般道に出ることができるようになっています。逆にこちらのスマートインターチェンジから入って八王子方面に行くクルマはETC車しか通ることができません。これはETC装置による均一区間の料金徴収が行われているためです。
ETC装置が普及したことにより、安価に建設できるスマートインターチェンジが各所に建設されています。高速道路を気軽に使うことが出来るようになりますので良いことだと思います。
【2016/05/15追記】
府中スマートインターチェンジの導入効果
府中市が府中スマートインターチェンジ開通に伴う効果を発表していました。これによると、すでに1日の利用台数が4000台に達しているそうです。大きな効果として10分以内で中央自動車道へアクセスできるようになったエリアが大きく拡大したことが、この利用台数の増加につながっていると分析していました。また、隣接している国立府中ICや調布ICの利用台数も減少し周辺道路の混雑緩和も含めて効果が出ていることを発表していました。
【2024年1月23日追記】
スマートインターチェンジで前車でゲートが開かなかった場合はどうなるか?
先日、府中スマートインターチェンジを利用したのですが、私の前の車がゲートで開かずに、そのまま閉じ込められてしまいました。私の車も後ろに車がいますし、そもそもETCレーンではバックが禁止なので、もうどうしようもありません。
前の車の運転手さんはインターホンを使ってオペレーションセンターとやりとりをしているようですが、一向にゲートが開く様子はありませんでした。
府中のようなバスストップに併設されたスマートインターチェンジは職員さんが近くにいるようには思えません。この後、いったいどうなるのか非常に不安だったのですが、5分ほどすると、職員さんが駆けつけてきてくれました。スマートインターチェンジの近くでは職員さんが常駐されていることを知り、とても安心しました。
このあと、トラブルは解決したようでゲートが開き、10分ほどの待ち時間でETCを通り抜けることができました。
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