BDレコーダーにキーワードを登録しておくと、そのキーワードを番組名、番組紹介などの中に持つ番組を自動的に録画してくれる機能があり便利に使っています。このきーわーには、サザンオールスターズ、松任谷由実など好きなアーチストも設定しているのですが、なぜかNHKの大心理学実験2という番組が録画されていました。
大心理学実験?
なぜこの番組が録画されたのかよくわからないまま見始めてみると、なんとナレーションが松任谷由実さんでした。このナレーションの名前が番組の情報に入っていて自動録画されたようです。
ナレーションが贅沢
一回も顔を見せずに歌も聞かせてくれないナレーションに松任谷由実さんを起用するというのは、予算的になかなか民放ではできないと思います。(アシスタントディレクターの個性を引き出して番組づくりをしているテレビ東京のような精神も必要だと思ってなりません)
ロケ地も贅沢
また、番組の中でのロケ地も凄いです。吊り橋効果を再現するために山の中の吊り橋(奈良県十津川村にある谷瀬の吊り橋)でロケをしたり、京都の鴨川にかかる橋(京都嵐山の渡月橋)でロケをしたりしています。吊り橋は東京郊外にもありますので、わざわざ奈良県まで撮影に行くというのも非常に凝っていると思います。
心理学と聞くと少し遠い存在に感じてしまいますが、番組としては素人にも非常に分かりやすくまとめられており、良い内容の作品でしたが、全体的に番組の制作費がふんだんに投入されているような気がして、あまり良い気分がしませんでした。
なぜNHKのアナウンサーを使わないのか?
NHKには本当に卓越した技術をもったアナウンサーの方がたくさんいます。なぜ、局のアナウンサーを起用しなかったのでしょうか。
この作品の制作費は全てが視聴者からの視聴料収入で賄われているはずです。集まったお金は残らず使わなければいけない、役所でいうと予算消化のような考え方があるのかもしれません。稲盛和夫さんがJALの再生に乗り込んだとき、「予算」という言葉に大きな違和感を覚えて、一般企業と同じように「事業計画」という言葉に変えたという話しを思い出しました。
これでは、良い番組をいかに低コストで作るかという方向に考えが及ばないはずです。今回は大心理学実験2という番組を見て感じただけなのですが、NHKという放送局自体の存在を見直すべきタイミングが近づいているような気がしました。
【2022/07/31追記】
キョエちゃんは吉岡聖恵さんって本当?
チコちゃんに叱られるの最後にカラスのキョエちゃんが出てきて視聴者からの手紙を紹介するコーナーがあります。このカラスのキョエちゃんの初代の声は、いきものかがりの吉岡聖恵さんだったという話しがあります。
これもお金の使い方が酷すぎる。民法は予算不足の中でアシスタントディレクターがロケに行って面白さを何とか演出して視聴率を稼いでいる状況なのに、NHKは自動的に集まってくる視聴料を使ってジャブジャブとお金を使うというのはいかがなものなのでしょう。
ブラタモリのナレーションも民法であれば、草彅剛さんにお願いすることは無理でしょう。
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