Yahoo!ニュースを見ていると、全国各地に次々にできた日帰り温泉やスーパー銭湯などの各施設はひと頃のブームも去って曲がり角にさしかかっているという記事がありました。
確かに最近の様子を見ていると、以前と比較して新規の施設のオープンがガクンと減ったと思います。ほぼ、需要のある地域には網羅してしまったということなのかもしれません。
最初はスーパー銭湯という形で色々な種類のお風呂に入ることができることを売りにしていましたが、これだけではほかの施設との差別化ができなくなり、各施設では温泉の導入が進みました。
ただ、温泉だけでも差別化が難しくなり、岩盤浴が普及しました。岩盤浴の種類も1種類だけではなく、何種類もの部屋を準備している施設も登場しました。
ここまで各施設では差別化を何とか図ろうと努力をしてきましたが、そろそろお風呂という点への着目だけでは差別化することが難しくなってきたのかもしれません。
この記事の中では、らくスパ鶴見が紹介されていました。ここは極楽湯が運営している施設で、たとえば、プラネタリウムが付いているドーム状の岩盤浴室があったり、休憩室にたくさんのコミックが準備されていたり、単なる温浴施設とは違う魅力をアピールしています。
実は私も極楽湯の株主優待券を使ってこちらの施設に行ったことがあります。開店前から行列ができていて、とても人気の施設になっていました。
さいたま市にある「おふろcafe Utatane」も変わった施設です。どちらかというと、Cafeがベースになっていて、ハンモックがあったりマッサージチェアがあったり、たくさんのコミックや雑誌が置いてあったりして、お風呂はおまけのような感じでもあります。こちらの施設も行ったことがあります。
今までは和風の落ち着く日帰り温泉施設に人気が出る傾向がありましたが、これからはこのような新感覚の温泉施設もこれから増えてくるのではないでしょうか。
変革が起こるときには、今までのサービスから何かを削る(QB House、ガリバー)、何かを組み合わせるといった発想の転換で生まれるという話しもあります。今後のお風呂業界がどう変化していくのか、とても楽しみです。
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