ムーミンはフィンランドの作家、トーベ・ヤンソンが描く小説で1945年にその原型となるキャラクターが登場しました。日本では1969年からフジテレビ系列でアニメーションが放送されました。どこか暗い雰囲気が漂うものの引き込まれてしまうストーリーで独特の世界観があるアニメーションでした。
その後、ムーミンの人気はさほど盛り上がることも無かったと思うのですが最近ではムーミンカフェなどもオープンしてまた密かに人気が出ています。
埼玉県の宮沢湖畔にムーミンのテーマパークを建設
そんなムーミンを題材にしたテーマパークがオープンすることが報道されていました。場所は埼玉県飯能市の宮沢湖周辺に、東京ドーム4個分という広さで作られるそうです。作者トーベ・ヤンソンの故郷であるフィンランドに「ムーミンワールド」がありますが、ここを除くとムーミンを主題にした施設は日本が世界で初めてになるそうです。
ただ、実は同じ埼玉県には、ムーミンをモチーフにした「あけぼの子どもの森公園」があります。こちらの公園には何回か行ったことがあり、こちらにレポートもあります。さほど規模は大きくないのですが、無料で入園できるほか、ムーミンの中に出てきそうないくつかの建物があり、やはりムーミンの世界を楽しむことが出来ます。
今度、宮沢湖周辺に新しくできる施設の名前はフィンランド語で森を示す「Metsä(メッツア)」です。宮沢湖のまわりに、雄大な自然や北欧のような雰囲気を感じられる「Moomin zone(ムーミンゾーン)」「Public zone(パブリックゾーン)」の2つが建設されます。パブリックゾーンは無料で楽しむことができるエリアとなります。
宮沢湖周辺はもともとは西武鉄道が土地を保有しており、レイクサイドパーク宮沢湖として運営されています。今回の事業に際しては西武鉄道から土地が売却されるようです。
ムーミンの集客力がどの程度あるのか、少々、怖い感じのする計画ではあります。最初は珍しくて行くお客さんも多いと思うのですが、そのときの感動体験を通してリピーターをいかに呼び込むことができる施設になるかが鍵になるでしょう。
また、宮沢湖は交通事情があまりよくありません。飯能駅からもバス利用となってしまいますので、少し移動が大変になります。自然に囲まれてとても良い場所ですが、たくさんのお客さんを呼び込むことができるかどうか気になるところです。
【2019/01/09追記】
完成が遅れ2019年の春にムーミンバレーパークは開業の予定です。今日の朝の情報番組、zipで工事中のムーミンバレーパークが放送されていました。ムーミンの家など、外観はほぼ出来上がっていました。内装の工事を行っているところだそうです。
【2019年4月6日追記】
厳しいマスコミ記事も目立つように
ムーミンバレーパークが3月に開園しました。マスコミでは最初は高い評価の記事が多かったのですが、最近になって少し厳しい内容の記事も現れました。
- 立地が微妙
- アトラクションもショーも物足りない
- 北欧っぽさは皆無
と表現しています。
私自身も行ってみたいとは思っているのですが、駐車料金の高さが気になっていて、そのうち割引券も出てくるだろうと思い様子を見ているところです。
この先、人気がどこまで上がるか、ムーミンバレーパークは正念場なのではないかと思います。
【2019/06/14追記】
メッツァの来場者数は100万人に達する見通し
メッツァの来場者数が7月までに100万人に達する見通しが発表されました。10日間あったゴールデンウィークには多数の来場があったと報道されていたので、その期間の効果が大きかったものと思われます。
初年度の来場目標者数は元々は100万人としていたのですが、これは137万人に上方修正しました。
今後、通年での来場者数がどのように推移するかは気になるところです。
【2024年2月8日追記】
ムーミンバレーパークに行ってきました
2019年11月にムーミンバレーパークへ行ってきました。こちらでレポートしています。
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