最近、Apple Watchは思っていたほど売れていないのではないかという記事を見かけるようになってきました。ある証券会社のアナリストの予想では2015年度に対する売り上げ予測を1100万台から1050万台に、そして2016年度の売り上げ予測を2400万台から2100万台に下方修正したという記事もありました。また調査会社によると6月のApple Watchの売り上げが大きく落ち込んでいるという情報もあります。
iPhoneについては2015年の第二四半期だけで7450万台も売れているのとは対照的です。Apple社自体ではApple Watchの販売数を一切公表していませんので、正確にどの程度売れているのかを知ることはできませんが、どの記事も思ったほどは売れていないということで一致しているのでその予想はかなり正しいのではないでしょうか。
Apple Watchにはいくつかのモデルがありますが、その中でもっとも売れたのは、Apple Watch Sportsで全体の2/3を占めています。腕時計は一生ものとして購入するのであれば、高いモデルも売れるかもしれませんが、初代Apple Watchに関してはバッテリーの持続時間も短く、次世代のモデルではもっと良いものが出てくることが想像できます。こんな状況のもとでは、なかなか高いモデルは売れにくいのではないかと思います。
Apple Watchの利用者の声も記事になっていました。iPhoneと連動して使うので、普段使うときにはiPhoneを使ってしまうけれども、通知機能はiPhoneを取り出して確認することができるので便利だという内容でした。
私自身は発売後に購入した人の感想を聞いてから必要であれば買うのが良いかと思っていましたが、今のところは是非欲しいとは思いません。iPhoneを持ち歩いていれば十分です。
今のモデルのままだと、よほど素晴らしいOSのアップデートなどがない限りは、急に爆発的に売れることはないのかもしれません。しかし、もしも次のモデルチェンジでさらにハード的にも洗練されて魅力が増せば今の状況が大きく変わる可能性もあります。今後の動向が気になるところです。
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