ケータイWatchを読んでいると、パナソニックコンシューマーマーケティングがNTTドコモの回線を利用した通信サービスである「Wonderlink」という商品の紹介をしていました。月間容量制限が7GBの月額1870円(税抜)のコースや700Kbpsで容量制限の無い月額1400円(税抜)のコースなどがあります。(12ヶ月間限定のキャンペーン価格)
この中で気になったのは、700Kbpsのコースです。1Mbpsにも満たない容量ですが、WEB閲覧やメール送受信をする分には十分な容量ではないかと思います。動画を閲覧しようとすると少し厳しいかもしれません。どれくらいの容量が必要なのか調べてみると、こちらの目安が紹介されていました。
- youtube(360P:低画質) 0.5Mbps以上
- youtube(480P:中画質) 1Mbps
- youtube(720P:高画質) 2Mpbs
- youtube(1080P:超高画質) 3.5Mbps
- hulu 2Mbps
- NHKオンデマンド 2.5Mbps
- Gyao 2.5Mbps以上
Youtubeであれば360ピクセルの低画質でなければ満足に見られない可能性が高いです。動画を見る用途には向いていません。
自宅のパソコンでメールの送受信やWEB閲覧、SNSの書き込み等をする用途にも使えるかもしれません。光ファイバーで常時接続をしているケースが多いと思いますが、かなりの高額になります。これをこちらの1400円のコースに乗り換えるだけでかなりの節約になりそうな気もします。
注意点としては直近1日間で1GB以上の通信を実施した場合は通信制限を実施する可能性があることをアナウンスしています。容量制限が無いとは言え、使いすぎには注意をしなければいけません。通信制限が行われた場合、回線速度がどこまで絞られるのかは商品の公式ページを見ても判りませんでした。
こちらが公式サイトになります。
この数年間でMVNO業者間の競争が活発になったおかげで、モバイルインターネットに必要な費用がどんどん安くなってきました。無線通信で利用できる周波数帯域には限りがありますので、そのうち供給が行き詰まって価格低減に限度が出てくる可能性はありますが、限られた帯域を有効に利用できる技術がこれからも開発されるので、しばらくは低減傾向が続くのではないかと期待しています。
【2024年9月10日追記】
パナソニックの通信サービス「Wonderlink」のLNシリーズ、およびFシリーズの新規申し込み受付は2024年3月26日13時をもって終了されました。2024年3月26日以前に申し込まれた分については、引き続きサービス提供が行われます。
携帯電話業界については、MNOに関しては楽天モバイルの新規参入をはじめとして、MVNOについても激しい価格競争が起こっています。Panasonicとしてサービスを拡大していくのは難しかったのかもしれません。
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