来月の公開が期待される、iOS9ですが、広告ブロック機能の優秀さに関する記事が最近目立つようになってきました。
「ContentBlocker」と呼ばれる機能で、iOS標準ブラウザアプリであるSafariに搭載されます。
外部開発者が作っている「Crystal」というアプリでコンテンツブロックの効果を実測すると、ウェブページの表示速度が3.9倍、通信量が53%の削減になることが分かったそうです。
しかし、ネット業界にとっては広告でビジネスモデルが成り立っている事業が数多くあります。Yahoo!は広告収入をもとにして良質なコンテンツを提供している代表的な企業の一つだと思います。
もしもコンテンツブロックが一般的になってYahoo!での広告収入が減ってしまうと、今のようにコンテンツを無料で提供し続けることが難しくなり、一つの選択肢として、Yahoo!プレミアムで実施しているように有料化せざるを得なくなるかもしれません。
例えばニュースサイトについても、以前は色々なマスコミが無料で記事をネットに掲載していましたが、現在は日経、朝日など主要な新聞社はほとんどの記事を有料配信に切り替えています。
また、消費者の立場にたっても、自分の嗜好にあった商品やサービスが見つかることで、暮らしの幅が広がる面もありました。
テレビ番組でもBDレコーダーなどについているCMスキップ機能が論議になったこともありました。
無料でコンテンツを楽しむための手段として、できれば良質な広告については今後も消費者が見ることができた方が良いのではないかと思います。
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