WordPressの普及
Gigazineの記事を読んでいると、全世界のウェブサイトの1/4のサイトはWordpressで作成されているという驚くデータが紹介されていました。ブログの1/4という統計であれば、十分に想像がつくのですが、ウェブサイトの1/4というのはすごいシェアだと思います。
ウェブサイト作成の歴史
1990年代のウェブサイト作成といえば、ホームページビルダーなどの編集ソフトを使って構築するのが一般的でした。もちろん、HTMLを直にコーディングしても良いのですが、相当手慣れている人でないとうまくいきません。ホームページビルダーなどを使えば出来上がりのイメージを確認しながら編集ができるので便利なことこの上ないです。
ブログの普及
その後、2000年代に入ってからだと思うのですが、少なくともブログはライブドアブログやFC2、楽天広場、niftyなどの仕組みを使うのが一般的になりました。また、本格的にブログを始めたい人はレンタルサーバーなどを借りて、Movable TypeやWordpressといったコンテンツマネジメントシステム(CMS)を利用してブログを公開する人も出てきました。
Movable Type
当時、私はMovable Typeを使ってブログを始めました。その頃の日本ではWordpressを使っている人よりもMovable Typeを使っている人の方がずっと多かったのではないかと思います。プラグインの種類や得られる情報も多く、非常に快適でした。
WordPress
しかし、Movable Typeは商用ソフトであることに対してWordpressはオープンソースであること、そしてサーバーのスペックが向上し、ページを表示するときに動的にコンテンツを構成するWordpressでも実使用に耐えるようになってきました。日本でもWordpressに乗り換える人がとても増えてきました。
もちろん使う人が増えればプラグインやカスタマイズなどの情報量も増えていきます。私も3年ほど前だったのだと思いますが、Wordpressに乗り換えました。
一般的なサイト
一方でブログが増えたことに伴って、ホームページ作成ソフトで作ったようなウェブサイトの数が極端に減りました。これも相対的にWordpressのシェアが拡大した理由の一つだと思います。
また、Wordpressも時系列にページを追加していくというブログ的な要素に加えて、階層的に固定ページを追加できる機能も充実してきているため、非ブログページでも柔軟に利用できます。また、非ブログページを開設するためのテーマやテンプレートも多数公開されています。
今後も新たにサイトを構築する場合にはWordpressを利用する機会が増えるのではないかと思います。Wordpress自体も世界中の数々の開発者の方々により新しいソースコードが追加されて次々に新しい機能を実装しています。今後の進化が楽しみです。
コメント