NTTドコモの動画配信サービス「dTV」でどんなドラマが追加されたのか調べてみると、「空飛ぶタイヤ」というWOWOWのドラマが入っていました。池井戸潤原作の作品です。
このドラマは三菱自動車のリコール隠し問題が題材になっており、普通のテレビ局ではスポンサーとの関係もあるためドラマ化しづらいことが背景にあり、スポンサーの顔色を気にする必要がないWOWOWだからこそドラマ化に踏み切れたという側面があるようです。
実は下町ロケットもWOWOWでは何年も前にドラマ化しており、地上波で話題になる前から池井戸潤の作品を積極的に取り扱ってきた実績があります。
ドラマの中では走行中のタイヤが外れてしまったトラックのメーカーがホープ自動車、トラックの持ち主の赤松運送が中心になって繰り広げられます。
赤松運送の社長は最初は自社の整備に問題があったのではないかと整備士を疑いますが、その整備士が付けていた整備記録からきちんとした作業が行われていたことがわかり、ホープ自動車がリコール隠しをしているのではないかと疑いを持ちます。
ここから赤松運送とホープ自動車の戦いが始まります。修理で交換されてしまった元のハブをホープ自動車から赤松運送は取り返して自主的に調査を行おうとするのですが、ホープ自動車はこれを拒否します。明らかに所有権は赤松運送側にあると思うので、弁護士等と相談すればもっと違う解決方法もあるのではないかと思ってしまう局面もありましたが、全体的には池井戸潤の作品らしい緊張感がみなぎっていました。
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