今回、丹波山村の「のめこい温泉」から上野原の秋山温泉に行く機会がありました。上野原に直接出ても良いのですが、松姫トンネルが開通していたことを思い出して、松姫トンネル経由で猿橋の方へ出てそこから甲州街道を通って上野原に向かいました。松姫トンネルが開通したのは平成26年11月17日です。
トンネル開通前は難所
以前、松姫トンネルができる前に松姫峠をクルマで越えたことがあります。本当に1車線から1.5車線程度の幅の道とヘアピンカーブの連続で、かなりの難所でした。松姫峠は標高が1250メートルもあるので、峠からの眺めはとても良かったです。当時のレポートがこちらになります。
今回は丹波山村から小菅村を抜けて、松姫トンネルへ続く道を走ってみました。最初に短いトンネルをくぐったあと、すぐに松姫トンネルになりました。片側一車線ですが国道299号線の正丸トンネルなど古いトンネルと比較すると断面が広いですしトンネル内も非常に明るいです。近代的なトンネルという感じがします。
あっという間のトンネル
トンネルを走ってみると、本当にあっけなく松姫峠の下を通り抜けてしまうことができました。松姫峠をこえたときの苦労が嘘のようです。調べてみると、それまでの約14Kmの道のりがトンネルの完成により3.8Kmに短縮されました。距離が減った以上にヘアピンカーブの連続でスピードが出せませんでしたが、トンネルであれば快適に走ることができます。大月市街地から小菅村までは峠越えはクルマで65分かかりましたが、トンネルを通れば37分間に短縮されました。30分も短くなったのは本当に素晴らしい効果だと思います。
松姫トンネルは平成13年度に事業着手、トンネルを実際に掘削したのは平成18年度となっています。そして平成24年12月に貫通しました。その後、トンネルの内装や設備などの工事が実施されて開通にこぎつけました。
この日、すれ違うクルマは2~3台程度しかありませんでした。これだけ立派なトンネルができたのにとてももったいないように思います。小菅村までは近くなっても、その先の道はそれほどは整備されていないので、中央道が混雑しているときのバイパスとして使う用途には向いていないと思います。やはり、小菅村や丹波山村に甲州街道側から行きたいときに使うのが一番良いのではないかと思います。
小菅の湯が便利に
小菅の湯は人気のある日帰り温泉ですが、交通の便が良くなったことを受けて、もっと魅力的な施設になっていくと良いのではないかと思います。
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