トヨタ自動車の新型プリウスは2016年1月17日で発売されてから一ヶ月が経過しました。「Eグレード」で燃費が40.8km/Lという驚異的な数字をたたき出していたり、低重心パッケージのスタイル、衝突回避支援パッケージ、プリウス初の四輪駆動の設定などが人気につながっているのではないかという記事もありました。
この17日時点における受注台数がトヨタ自動車から発表されました。
その受注台数はなんと10万台です。月間販売台数は1万2000台とされていましたので、最初の一ヶ月でほぼ一年分を受注してしまいました。
新型プリウスの購入者は八割が男性、そして年代別では60代以上を中心に幅広い年齢層から支持されているとしています。今契約しても納車されるのは半年先になります。さらに上級グレードの場合はさらに期間を要す場合があるとのことで、製造工場は大変なことになっているのでしょう。
半年も待ってしまうとなると、なかなか新しくクルマを購入する人は待ちきれないかもしれません。すでに現在乗っているクルマがあって、乗り換えようという人が多いのかもしれません。
ただ、前回のプリウスが発売されたときには、最初の一ヶ月で約18万台の受注があったということですので、当時と比較すると受注台数が減りました。当時と比較すると、ハイブリット車としてはアクアなどの他のブランドも増えたのが影響しているとトヨタでは説明しています。
【2019/08/18追記】
現在の四代目プリウスは2015年末に発表されました。当初は先代の勢いを引き継いで相当な売り上げでしたが、二年弱で失速して、2018年には2016年比で販売台数が半減しています。アクアに台数で負けて、日産ノートにも抜かれてしまい厳しい状況でした。
しかし、トヨタは昨年末のマイナーチェンジで顔を普通の感じに変えてきました。加えて自動ブレーキを全車標準装備にするなど商品力をアップさせたことで、また売れ行きが回復しています。
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