最近、各社からいろいろな種類のBluetoothスピーカーが販売されていて気になっていました。
以前であれば大きなオーディオセットを部屋の中にドンと置いて音楽を楽しむことも多かったと思うのですが、今はスマホやタブレットの中に入れてある音楽をカジュアルに楽しむことが多いと思います。
そんなとき、Bluetoothスピーカーは無線で簡単に接続できて、スマホなどの中の音楽を良い音を楽しむことができるので人気が出ているのではないかと思います。
以前から私自身もBluetoothスピーカーは気になっていたのですが、今まで使うこともなく、ここまできましたが、先日入手する機会があり使ってみました。
JBLのFLiP3という商品です。JBLブランドと言えば、昔は高級スピーカーを販売している会社で憧れのブランドだったことを覚えています。
とても人気のある商品の一つではありますが、米国では100ドル程度で販売されており、日本では1万3000円ほどで売られているようで、十分に手が届く金額なのがうれしいです。
とてもお洒落な製品でいろいろなカラーバリエーションがあります。私が使っているのは、最も無難な黒色です。本体の色は黒色と言っても、JBLのロゴは赤色の下地になっているのでアクセントになっていて可愛らしいです。ちょうど、ThinkPadを想像してしまう色合いでした。
大きさは350mlのペットボトル程度のサイズです。スピーカーとしては小さくて、本当に良い音がするのか不安になる大きさですが、持ち運びやすいサイズです。
本体に付いている操作ボタンは、音量のプラスとマイナス、Bluetoothでペアリングするためのボタン、電源ボタンといたってシンプルです。再生やストップ、曲送りなどのボタンはありません。
本体の中にはリチウムイオンバッテリーが入っており、カタログスペックでは、3.5時間の充電で10時間使うことができます。
本体の中にはJBLのロゴの左右にスピーカーが内蔵されていて本品だけでステレオになっています。ただ、スピーカーの間隔が狭いのでステレオ感を得るには十分ではありません。スマホアプリを使うことで、二台のFLiP3を使ってステレオ再生することもできるようです。
本体の両側面にはパッシブラジエーターが付いています。パッシブラジエーターとはそれ自体は電気回路を持たずに振動板のみのスピーカーで、筐体内にある別のスピーカーの振幅に連動して動きます。筐体内の減圧、増圧は低音ほど大きいので、パッシブラジエーターによって主に低音域が増強されます。
iPhoneとペアリングして実際に使ってみました。音質はクリアで清涼感があります。逆に言うと少し無機質な印象もありますが、低音が適度に組み合わさって全体としての音のバランスは良いと思います。
AndroidタブレットにJBLのアプリをインストールしてみました。
Flip3とタブレットをBluetoothで接続するとアプリもFlip3を認識してくれます。すると、Flip3のソフトウエアにアップデートがあるという表示が出ました。Flip3を電源に接続するとソフトウエアがアップデートできるようなのでそのまま実施しました。30分と表示されていましたが、15分程度で終わったと思います。何が変わったのかはよく判りませんでした、最新のソフトウエアになっていると思うとなんとなく気分は良いです。
【2016年3月7日追記】
家電批評4月号を読んでいると、こちらのスピーカーが紹介されていました。姉妹紙のMONOQLOでの徹底比較により、このJBLのスピーカーがベストバイ1位の栄冠に輝いていたそうです。見た目はポップなのに重低音をしっかりと鳴らしてくれる素晴らしいスピーカーです。10時間のワイヤレス再生に防水機能完備といった特徴が受けたようです。
星形の評価では、高音4点、中音4点、低音5点、広がり5点、クリア4点となっていました。
ちなみにコストパフォーマンスが最も優れているBluetoothスピーカーとしてはAnkerの商品が薦められていました。
コメント