最近、インターネット上で「価格.comは評価を落とすような口コミに対してnoindexを付けている」ということが話題になっています。
htmlソースに下記のような構文を追加すると、そのページは検索エンジンにインデックスされなくなります。(一部、全角文字にしています)
〈meta name=”robots” content=”noindex、follow”〉
検索エンジンにインデックスされなくなると、検索エンジンでキーワードを設定して検索しても、そのページは検索結果に表れなくなります。
都合の悪い記事を消してしまうという方法もありますが、これでは口コミを投稿した人や口コミを読んだ人にもすぐにわかってしまいます。しかし、noindexを付ける程度であれば、そのページの見た目は何も変わらないのでなかなか気が付きません。それを狙っているのだとすれば、とても悪質なことだと思います。
今回は価格.comのこちらの記事にnoindexが付いていることが見つかりました。noindexの件が話題になる前日くらいに、はてなブックマークの人気エントリーになっていました。それだけ注目をあびていた記事ということになります。
確かに2月18日の午後8時時点では、noindexがHTMLソースの中に埋め込まれていました。
通常、価格com以外の第三者がhtmlの中身をいじることはできないはずです。したがって、何らかの理由で価格comの運営サイドでnoindexを付けたのではないかと思われます。
口コミ単位に「noindex」タグをつける機能があることにも驚きましたが、それ以上にこんな方法で都合の悪い記事をできるだけ隠そうとするようなことをしていることに驚きました。
かなり大きな話題になっていますので、価格com側からの正式な見解の発表もあるのではないかと思います。どんな形で発表されるのか、気になるところです。
【2021年3月5日追記】
noindexの悪用事例~NTTドコモとauの解約ページ
先日、NTTドコモとauの解約ページにnoindexが付けられていて、検索でひっかからないようになっていたという報道がありました。総務省から両社へは指導があり、すでにnoindexは削除されているとのことです。
両社ともに解約はしてほしくないがために、簡単には解約ページを見つけにくいようにしたのでしょう。もしかしたら、気をきかせてホームページを作った会社が入れてしまったのかもしれませんが本当のところはよく解りません。
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