SoftBankがY!mobileのブランドでiPhoneと通信のセットで月額4000円弱のサービスを提供することが話題になっています。日経新聞の報道によると3月4日から発売が開始される予定のようです。iPhoneとは言っても、最新のiPhone6sなどの機種ではなく、二世代前のiPhone5sです。また、16GBモデルの二年契約で月額3980円を予定していると報じられていました。データ通信量の上限や通話など細かい条件は分かりません。
iPhone5sは使い勝手が良い
自分自身が現在、iPhone5sを使っているのですが、正直、十分に実用に耐えると思います。昔使っていたiPhoneは発売から二年もたつと、OSアップデートを通じて遅くなってしまい、ほとんど実用に耐えなくなることが多々ありました。iPhone5sは立派だと思います。
通常、iPhoneでパケット定額の契約をすると月額7000円前後になると思いますので、4000円弱であれば人気が出るのではないでしょうか。なお、Y!mobileでは2013年にもiPhone4sを取り扱って、PHSとセットで契約すると、月額3695円になるサービスを提供した実績もあります。さらに昨年にはiPhone5の整備済製品をプリペイド向けの製品として発売したこともあり、旧型のiPhoneを提供することは繰り返してきています。
iPhone6sの発売に伴い、旧機種の下取りサービスをSoftBankでは実施しました。かなりの数が集まったものと思いますが、それを残しておいて今回のサービスに踏み切ったわけではないような気がします。iPhoneは生鮮食料品と同じで、保管すればするほど時価が下がってしまいますので、買い取ったらすぐに転売するようにしないと利ざやが稼げません。
また、SIMフリー版のiPhone5s 16GBモデルはAppleストアで税別58,800円で販売されていますので、24ヶ月で割り算すると一月あたり税別2450円です。ここから考えると整備済の製品ではなく、新品が発売される可能性も高いのではないかと思います。
iPhone 5sの後継機種?
3月にはAppleからiPhone5sと同じ液晶画面が4インチの新モデルが発売される動きもありそうですので、こちらのSIMフリー版と格安SIMの組み合わせであればさらにストレスを感じることなく長期間楽しむことができるかもしれません。
選択肢はいろいろとありますので、Y!mobileやAppleからの具体的な発表内容を確認しつつ、今後の作戦を考えると良いかもしれません。
【2016年2月22日追記】
ワイモバイルから詳細発表
詳細が発表されました。iPhone5sに1GBのデータ通信が付いて2980円です。データ通信容量が3GBだと3980円、7GBだと5980円と、データ通信をたくさん使う人にとっては少々値段が高めの設定でした。これならば、SIMフリーのiPhone5sを購入して、格安SIMを購入するというのが有力な選択肢になりそうな気がします。
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