さいたま市にある鉄道博物館で10周年を記念して新館を建設する計画があります。明治時代から現在に至るまでの列車の展示などもあり、とても人気のある施設です。
当初は2017年の秋に新館がオープンする予定でした。しかし、東京オリンピックの開催なども決まり、東京では建設資材や人件費の高騰により建設費が上がっており、この計画が縮小、完成時期も延期されることになりました。
さいたま市の鉄道博物館は約10,000平方メートルの展示面積があります。これだけでも相当な展示スペースを有していることになりますが、これに4,800平方メートルの新館を本館の横に建設する計画です。当初の新館は地上五階建ての計画でしたが、これが地上4階建てに縮小され3,500平方メートルになりました。
また、開館時期も来年の秋から再来年の夏に延期されます。
展示面積は縮小されたとは言っても現在の展示面積がかなり広がることになります。交通博物館の時代から相当量の史料を保管していると思いますので、今回の新館建設に伴い、さらに歴史的に貴重な多くのものが展示できるようになるのではないでしょうか。
また、当初の新館オープンのニュースリリースを見ると、単に展示を見るだけではなく、仕事ステーションという施設ができて鉄道の現場で働いている人の仕事を体験できるようになるそうです。運転士、車掌、司令員、線路や架線の保守などを体験できるそうです。豊洲のキッザニアみたいなものでしょうか。子どもたちには人気が出るかもしれません。
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