東洋経済を見ていると、ビックカメラに関する記事が掲載されていました。2016年8月期第2四半期(2015年9月~2016年2月)決算が前期を大幅に上回り第二四半期としては過去最高の業績になりました。
売上高3944億円(前年同期比0.3%増)
営業利益117億円(同40.8%増)
記事によると、子会社のコジマにお客さんが戻ってきたことがあげられていました。
確かに近所のコジマを見てみると、スーパーマーケットに併設されている店舗が増えてきて、お店もとても綺麗です。また、店舗も明るくて人気商品を軸に品物を揃えていることがよくわかります。日用品などの買い物がてら、少し寄ってみようと気持ちにさせてくれる店舗になってきたように思います。
ビックカメラとコジマはそれぞれ株主優待券をもらっているので、コジマに行く機会も多いです。
経営不振に陥ったコジマは2012年にビックカメラの傘下に入りました。不採算店を中心に75店舗も閉鎖して現在は143店舗で営業しているようです。
また、業界全体で価格競争が落ち着いたことも業績改善の一因とされていました。確かに32インチの液晶テレビが3万円を切って販売されるようなこともなくなってきたと思います。円安になったことから中国や韓国製の家電製品の値段が上がったからなのではないかと思います。
そんなビックカメラが中期経営計画を発表しました。新店舗はビックカメラが毎年1店舗、コジマが毎年4から5店舗程度増やすことを方針としています。
今後の国内における家電販売の傾向は、少子化に伴う人口の減少や買い替え需要が中心になっていくことが想定されていて、家電量販店にとっては厳しい先行きが想定されます。
通販に力を入れ始めているヨドバシカメラ、最近勢いが無くなってきたように見えるヤマダ、各所で見かけるようになってきたケーズデンキなどとビックカメラがどのような競争をしていくのか気になるところです。
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