国道16号線と国道246号線が交差する東名入口交差点は、国道16号線の上を国道246号線が立体交差で交差するような構造になっています。普通、主要道路の交差点はどちらかの道路を立体交差にするだけで渋滞はずいぶん改善するものですが、この東名入口交差点に関しては国道16号線が大きく渋滞してしまい、通過するのに非常に時間がかかることが度々ありました。
そこで、立体交差している国道246号線のさらにその上を、国道16号線の立体交差を作ろうという話しになり、ずっと工事を続けていました。ただでさえ東名入口交差点は工事による影響も相まって、さらに混雑を招くような状況にもなっていました。そんな町田立体事業が2016年4月下旬に完成し道路が開通したという情報を見つけたので、鎌倉方面から自宅に帰るときに、少し遠回りをして、町田立体を通過してみました。
町田立体事業は東名入口交差点の周辺、約1.6Kmの区間で国道16号線を高架構造で立体化する事業です。全体の事業区間は約2.1Km、立体化区間はそのうち約1.8Kmになります。
今回は横浜方面から八王子方面に向かって走る形になりました。保土ヶ谷バイパスを走っていくと、以前は東名高速方面に向かう分岐が一車線だったのに対して二車線に変更されていました。また、上川井ランプ方面は右側の一車線のみに変更されていました。町田立体を走る場合には東名高速方面に向かっていきます。ここの道路標識が判りにくく、東名高速道路に入ってしまったらどうしよう?と少し不安がつきまとう分岐でした。
本当に今までの渋滞が嘘のようで、町田立体の上を走っているクルマは数えるほどしかいません。通過速度が格段に速いので、視界に入るクルマの数が格段に減ったのでしょう。
ただ、保土ヶ谷バイパスと町田立体までは非常に快適に走ることができますが、それよりも北側は信号機が随所にある道路になってしまいます。渋滞ポイントもいくつかありますので、八王子バイパスが始まる橋本付近まで通過するにはどうしても時間がかかってしまいます。かなり難しいことだと思いますが、できれば町田立体から八王子バイパスまでの区間に高架のバイパスを作って欲しいです。
GWが終わる頃には、今回の町田立体完成に伴う効果が公表されるものと思います。どんな効果が出ているか、発表が楽しみです。
【2020/03/29追記】
東名高速道路の横浜青葉インターチェンジと第三京浜道路の港北インターチェンジを結ぶ首都高速道路、横浜北西線が3月22日に開通しました。これで港北インターチェンジと横羽線の生麦ジャンクションまでが結ばれたことになります。
従来、東名高速道路から横浜港に行くためには保土ヶ谷バイパスを経由して40分から60分が必要でしたが、これが20分程度にまで短縮されます。
横浜北西線の開通に伴って、保土ヶ谷バイパスの混雑が緩和されると予測されています。また、保土ヶ谷バイパスを走る機会があったら確認してみたいと思います。
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