新入社員は保険に入る以前に国や会社の保障制度の勉強が大切

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東洋経済の記事を読んでいると、「新入社員は保険に入ってはいけない」という連載がありました。確かに結婚していない新入社員のうちは死亡保険金の受取金を自分の親にすることが多いと思いますが、親の立場にしてみると息子(娘)が死んでしまったときに保険金がおりたとしてもそんなに慰めにならないかもしれません。

この記事のバックナンバーでは、

  • まずは国の社会保険制度を知ること
  • 次に会社の福利厚生制度を知ること
  • そして最後に保険の勧誘は全て断り、しばらく保険に入らないこと

という三カ条が書かれていました。

確かに会社に入ると、必ずと言って保険の外交員が入口や社員食堂の周りにいて、「え、まだ保険に入っていないのですか?」などと、まるで生命保険に入ることが当たり前のように話しかけてきます。

その語り口に圧倒されて月々1万円くらいならばという軽い気持ちで契約書に印を押してしまうような場合も多いのではないでしょうか。

しかし、よくよく考えてみれば20年定期の月々1万円の保険であれば支払総額は240万円になります。印を押す前に本当に240万円の買い物をして良いのか?とよく考える必要があると思います。

記事の中では、新入社員のうちは生命保険に入らない、すなわち「行き先が決まらないうちは切符を買わない」ということが書かれていました。

もしかすると、3年たったら会社を辞めて独立するかもしれないですし、結婚して子どもができるかもしれません。そんな自分の将来に向けたライフプランが見通せるようになった時期に初めて、どんなリスク将来あって、だからどんな備えをしておくか?という検討をするのが良いのでしょう。

確かに国の社会保険制度でも、大きな病気や怪我をしたときには高額療養費も出ますし、会社にも充実した休暇取得制度や給与制度があるかもしれません。これらがリスクに対する備えにすでになっているかもしれません。

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