先日、新聞記事を読んでいると、三菱が燃費を偽装した乗用車を過去に購入した消費者に対して、軽自動車4車種(eKワゴン、eKスペース、デイズルークス、デイズ)は一台あたり10万円の補償金を支払う方向で検討しているという記事がありした。この分だけで補償金の合計は600億円もの金額になるそうです。
消費者が期待した燃費よりも実燃費が落ちることに対するガソリン代の補償、そしてエコカー減税が減額されることに伴う税額の差分、お詫び金の3つという位置付けなのかと思います。当初は累計走行距離に比例した補償金が支払われるのではないかという噂もありました。これを予期して、クルマの修理会社には累計走行距離計を違法にたくさん走ったことができるようにならないかという問い合わせもあったと聞きます。
また、「RVR」、「パジェロ」、「旧型アウトランダー」、「ギャランフォルティス」、「コルト」の一部の型については補償金を3万円にする方向で検討しているようです。
ネットで過去の記事を見てみると、今回の燃費偽装の問題が明るみになる前から、ekワゴン、ekスペースに乗っている利用者からは公表されている燃費と実燃費の乖離が大きいという主旨の書き込みがたくさん見つかります。実際に日々利用している人は違和感を持っていた人が多かったのではないかと思います。
三菱自動車は以前、リコール隠しで大きな問題になりましたが、今回の燃費偽装でブランドに相当の傷が付いています。日産自動車は三菱自動車を買収しましたが、日産がどんな形で立て直しを実施していくのか気になるところです。
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