PC-DEPOTの高額請求問題の会社側対応策に違和感

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PC-DEPOTで話題になっている、高齢者が契約をした高額サポート契約の解約料として10万円が請求された問題に対して、PC-DEPOTが8月17日に対応策を発表しました。その対応策が、今後は75歳以上の契約解除を無料にするというものです。

PC-DEPOTで契約内容を改めて精査した結果、「使用状況にそぐわないサービス提供があった」ことを認めています。そのような使用状況にそぐわないサービス契約があった場合はコース変更と契約解除を無料で行うことを発表しました。公式サイトに掲載されていたお知らせも読んでみたのですが、「そもそも、使用状況にそぐわないサービス提供を行わない」という対策が書かれていません。最後に書かれている「5)弊社はお客様の安心・安全のためのサポート強化を第一に邁進するとともに、引き続きお客様にわかりやすい対応を図っていく所存であります。」がそれにあたるのかもしれませんが、はっきりと読み取れないところが気持ち悪いです。

これでは使用状況にそぐわないサービスを契約してしまった人が自発的にお店に申し出て、かつ「使用状況にそぐうか否か」といった曖昧な基準をクリアーしない限りは75歳未満の人は解約をすることができません。「75歳以上は契約解除を無料にする」という基準を設けたことも、今一つよくわかりません。お店から「一人暮らしであっても、iPad Airが付きますのでファミリーワイドプランがお得です」などと言葉巧みに説明されると、かなりの人が契約をしてしまうのではないでしょうか。

もし使用状況にそぐわないサービス提供をしてしまったのであれば、まずは真摯にお詫びをするとともに、このような契約を強引に勧めることがないようにするのが先決で、次に既に契約してしまった人に対しては解約に応じるというのが順番ではないかと思いました。

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