AppleのiPhoneで「おサイフケータイ」ができるようになるかもしれません。もしかすると、9月に発売されると言われているiPhone7にSONYの非接触ICカード技術であるFelicaが搭載されるかもしれません。これがもしも実現すれば、iPhoneで駅の改札機を通過できるようになりますし、コンビニなどでの決済も簡単にできるようになります。
こちらがSONYによるfelicaの紹介ビデオです。
日本では携帯電話やスマホにFelicaチップが早くから搭載されましたので、おサイフケータイとして普及しています。おサイフケータイ自体はFelicaとアプリケーションプログラムの組み合わせで実現されていますので、楽天EDY、Suica、Pasmo、ID、Quicpay、nanacoなどいろいろなサービスがあります。
Felicaの最大の特徴は非接触通信をするのに必要な時間が短くて済むことです。特にSuicaの用途では改札でエラーが頻発するとラッシュ時間帯を乗り越えられなくなりますので、このスピードにはかなり磨きがかけられたといわれています。NFCではこのスピードに対する要求に答えられないのだそうです。
一方で2014年にサービスを提供し始めたApple PayはFelicaと規格が異なりますので、欧米の一部でしか利用されていません。日本国内ではFelica対応のPOS端末が各店舗に普及してきた経緯がありますので、本腰でApple Payに対応しようと思っても時間がかかってしまいます。
日本は携帯電話料金が判りにくいのが特徴で、高いiPhoneでも実質ゼロ円等で購入できる時代が続いたため、iPhoneユーザーが多いのが特徴です。そんなこともあって、AppleがFelicaに対応するとしても不思議ではありません。
私自身はiPhoneとAndroidスマホを2台持ちしています。Androidスマホの方には各種のおサイフケータイのサービスを載せていますので、電車やバスに乗ったり、電子マネーで決済するときにはAndroidスマホを利用しています。
コメント