日本の飲食産業はデフレ勝ち組のチェーン店が台頭

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安部政権はアベノミクスを合言葉に景気向上に向けて余念がありませんが、日本の飲食産業はデフレ勝ち組の企業が業績を伸ばしています。

サイゼリヤ

下記が前年同期比で既存店の売り上げが増えた順番の一覧です。

  • マクドナルド
  • 丸亀製麺
  • 松屋
  • すき家
  • サイゼリヤ
  • セリア
  • 串カツ田中
  • 鳥貴族
  • くら寿司
  • 幸楽苑
  • 日高屋

上位のお店が本当に低価格で攻めているお店ばかりなのには驚くばかりです。マクドナルドはデフレの象徴というだけではなく、昨年はチキンなどの衛生上の問題がクローズアップされて売り上げが大きく落ち込んだ影響がありますのでその反動も大きいのではないかと思います。

二番目の丸亀製麺は讃岐うどんをセルフで低価格で食べることができるお店で、都心や郊外などにどんどん店数を増やしています。天ぷらなどをトッピングすると徐々に値段が上がっていきますが、500円未満で十分にお腹がいっぱいになります。

松屋はもともとは牛丼店でしたが、早くからメニューを充実していて今では定食屋さんといった方が良いかもしれません。定食類は500円のワンコインでは食べることができませんが、牛丼やカレーなどは相当の低価格で食べることができます。

すき家も同様に牛丼店がスタートですが、こちらは牛丼に様々なトッピングをしたメニューのバリエーションが多いのが特徴です。最近では定食類も充実してきています。昨年はアルバイト学生の就業環境が悪いことが問題視されて深夜営業ができなくなるお店も増えていましたが、今年はまた24時間営業ができる状況を整えているので売り上げが上がっている面もあるのかもしれません。

サイゼリヤも300円弱のミラノ風ドリアなど、低価格メニューが充実していて人気です。グラスワインが100円から楽しめるというメリットもあるので、少し飲むような需要にもこたえています。

消費者が先々に希望をもってお金をどんどん使おうという雰囲気になれば景気が良くなります。ただ、今は少子高齢化という大きな課題がのしかかっていることもあり、なかなか明るい未来像を描きにくい状況になっています。特に社会保障費はどんどんお金がかかるようになっているので年金保険料や健康保険料などもどこまで上がるのかなかなか想像が付きません。

今後の経済の行方がどうなるか、とても気になるところです。

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