日経新聞の記事の中に、Amazonの生鮮食品店出店に関する記事が出ていました。シアトル北西部の工業地区にAmazonの新たな実店舗ができるそうです。
店舗も普通とは違い、ドライブイン方式を採用しているとのことで、アメリカらしい店舗だということもできるかもしれません。こちらに来るお客さんは事前にオンライン上で商品を注文しておいて、お店では車の中で待ちながら荷物を受け取るのだそうです。
Amazonは通販を主体とした会社という印象が強いですが、このように実店舗の出店に踏み出る戦略は大変に興味深いと思います。特に食料品は利益率が低いので尚更です。
2016年2月にAmazonからは書店等の実店舗を本格展開することが報道されています。書籍については今や通販で購入するのが当たり前になってきているので、街ではリアルな書店がかなりの勢いで減少しています。その減少に拍車をかけたAmazon自体が書店を開業するというのも、一体どんな狙いがあるのでしょう。書店もシアトルで開店したようですが、その後、この店舗での売り上げが好調なのかどうか、二店舗目を展開する計画があるのかどうか等については調べてもわかりませんでした。
アマゾンとしてはこのような実店舗を作ることに関しては、顧客との接点を増やしてブランド力を高める狙いだと書かれていました。
このようなAmazonの実店舗出店計画が、何か綿密に練られた戦略の元で計画されているのか、EC事業でさらに業容を拡大させるのが難しくなってきたがための苦肉の策なのか、気になるところです。
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