1995年前後にインターネットが普及しはじめて徐々に利用する人が増えていきましたが、当時はインターネットアクセスと言えばパソコンにモデムを接続して電話線経由でアクセスするというのが通常の方法でした。一部にはノートパソコンを持ち歩いて外出先でPHSの通信機器を活用してインターネットアクセスする人もいましたが、とても一般的とは言える状況ではありませんでした。
その後、ガラケーが進化して、iモードでメールやインターネットアクセスができるようになりました。ただ通信料金が高かったため、iモード専用サイトを補助的に利用するのが主で本格的にウェブサイトを閲覧するときにはパソコンを使っていたと思います。
NTTドコモではモバイルインターネットを普及させようと、各種のPDAと呼ばれていた機器を発売しました。カシオペアやWーZERO3などの機器それにあたります。私も使っていた時期がありましたが、そんなに操作性が良いものでもなく、常用するのは難しかったと思います。
iPhoneの登場
やはり本格的に転機になったのはiPhoneの登場なのでしょう。私もiPhone3Gをソフトバンクから購入したのですが、その使い勝手の良さに手放せなくなりました。ハードとOS、アプリがうまく連携して最高の操作性を提供できていたと思います。外出先から簡単にインターネットへアクセスすることができました。今でこそiPhoneを利用している人は特に日本ではその割合が多いですが、当時はiPhoneを持っている人が少なかったので、ちょっとした優越感もあったのだと思います。
そして、androidが登場してこちらの操作性もiPhoneに追いつけ追い越せというばかりに進化をし続けて、androidユーザーも非常に増えました。さらにタブレットが登場しました。やはりオペレーティングシステムはiOSかandroidなのですが画面が大きい分だけパソコンに近い使い方ができるようになります。Windowsにしか対応していないアプリは利用することができませんが、iOSやandroid対応のアプリの種類も増えているので困ることはなくなってきています。手元にiPad、androidタブレット、Windows機器の3種類がありますが、今ではiPadを使っている時間がとても増えて、逆にWindowsパソコンの登場する割合が極端に減りました。
統計にもそんな社会の状況が如実に反映されています。StatCounterという会社がはっぴょうしたレポートでは全トラフィックのうちモバイルからのアクセスが51.2%に達したのだそうです。モバイルからのトラフィックがデスクトップを上回ったのは今回の調査が初めてだということなので、2016ねんはインターネットにとって一つの転換期だと言える年になったということだと思います。
このブログサイトでもアクセス統計をとるとすでに昨年くらいからモバイル機器でのアクセスがデスクトップからのアクセスを上回っていました。ブログサイトのレスポンシブ対応なども進めていますので、現在ではモバイルフレンドリーにしましたが、ますますインターネットではモバイル機器でアクセスする人を無視できない状況になってきています。
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