大型のホームセンター事業を各地に展開しているジョイフル本田が、東京都稲城市にホームセンターを新たに出店する計画があることを知りました。2016年の9月下旬に報道されているので、今の時点ではどのようになっているかは詳しくわからないのですが、気になる計画です。
ジョイフル本田
東京の周辺だと新青梅街道をずっと西に進んだところにある西多摩郡瑞穂町にジョイフル本田があり、以前はよく行っていました。今でも青梅街道を走る機会があると立ち寄ることがあります。ジョイフル本田はとにかく規模がでかいことが大きな特徴です。この瑞穂店も単にホームセンターが大きいだけではなく、激安のスーパーマーケットやガソリンスタンド、そして二階にはペットショップ、フードコートなど、いろいろなお店が一つになっていますので、ここ一つで大概の用事は済んでしまいます。こちらがジョイフル本田 瑞穂店のレポートになります。
東京都での展開はこの瑞穂店に続いて稲城店が二店舗目になります。こちらの稲城店でも売り場面積は30,000平方メートル以上の規模で、今後、東京都の環境影響アセスメントをはじめとして開発許可、建築確認などの手続きを進めて施設の規模を具体的に決めて行く段取りになるそうです。環境アセスメントの手続きには少なくとも2年間がかかるそうで、開業は2021年以降になる見込みだそうです。
南多摩駅西側
場所はJR南武線の南多摩駅西側です。確かに是政橋で多摩川を渡って、川崎街道と交差する手前で右側をみると広大な空き地がありますので、こちらが建設予定地なのかもしれません。敷地は高低差があるということで確かにこの土地には背後に山があるので高低差があります。この山も含めて整地する予定なのでしょう。富士通南多摩工場跡地に建設することを計画していてすでに開発事業用地は2016年5月に取得済みです。
もしもジョイフル本田が稲城市にオープンすれば、稲城市の中でもっとも大きな商業施設ということになります。稲城市では書店などの複合店舗、コーチャンフォー若葉台店が約6600平方メートル、向陽台のスーパー三和が約5700平方メートル、よみうりランドと矢野口の間にあるアメリア稲城が約6700平方メートルとなっていて、もしも3万平方メートル以上の店舗ができるのだとすれば、まったく比べ物にならないほど大きな商業施設になりそうです。
今まで瑞穂に行くのは遠かったので、南多摩駅近くのこの場所にできるととても便利になります。できれば早めにオープンしてほしいところです。
【2019/02/26追記】
東洋経済の記事を読んでいると、ジョイフル本田は千葉店を大改装したところ、売り上げが思ったようには伸びずに、2019年6月期上半期決算で24.7億円もの巨額な減損を計上したそうです。
それまでの千葉店は系列店舗の中で最も小さくて老朽化も進んでいたので、約一年をかけて売り場面積を2倍に増床しました。決算説明会では「通期ではリニューアル前の水準には届く」と回答していることから、売り場の効率は半分に落ち込んでしまっているのではないかと推測していました。
ジョイフル本田はほかのホームセンターとは異なり、とにかく大きな売り場面積で品揃えで他を凌駕して集客するイメージでしたが、今回の千葉店の件では戦略の見直しが必要になるのかもしれません。
【2019/06/24追記】
先日、是政橋方面から現地横を通る機会がありましたが、現時点では特にジョイフル本田が建設される様子は確認できませんでした。南多摩駅の前に江川亭、その二階には24時間フィットネスジムができるなどの変化は徐々に始まっているようなので、今後の動きが気になるところです。
また、南多摩駅とはかなり離れますが、府中市の多磨駅周辺に大規模なイトーヨーカドーを核としたショッピングモールができる計画もあります。
こちらも建築が始まる様子はないのですが、今後が気になります。
【2020/05/05追記】
コメントでも教えていただきましたが、ジョイフル本田では南多摩駅近くの土地に稲城店を建築する計画を取りやめることが決まったようです。
約5.7万平方メートルの土地については、売却に向けた準備を進めているとのことです。
出店にかかる費用や将来の収益性について群馬県の吉岡町への出店案件と比較した結果、吉岡の方へ資源を集中させたほうが良いと判断したと発表されています。
コメント
ジョイフル本田出店取りやめが発表されましたね。
コメントをありがとうございます。
今日もすぐ横を車で走った際に、まだ建設が始まる様子はないなと思っていたところだったのですが、まさか建設計画が取りやめになったとは思っていませんでした。
もう少し情報を集めてみます。
楽しみにしていたので残念です
あー、ガッカリ( ´Д`)