東京都が白熱電球二個をLED電球一個と交換する施策を4月から実施

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NHKニュースのWEBサイトの記事を読んでいると、東京都が四月から、電気店に白熱電球二個を持ち込むとLED電球を一個もらえるという施策を実施することが紹介されていました。

まだまだ、白熱電球と比較するとLED電球の価格は高いです。しかし、昔のように一つ2000円くらいしていた時期と比較すると千円前後のレベルにはなってきたので、消費者の背中を押すためには良い時期なのではないかと思います。

白熱電球だと60W程度の電力を必要としますが、LED電球ならば7W程度で済みますので、劇的に消費電力量が減ります。

60W白熱電球を一日8時間、一年間使った場合は電気代は5000円弱、一方で7.3WのLED電球を同等時間利用した場合の電気代は600円弱という試算がありました。相当な節電効果です。

これを各家庭で実施した場合、東京都全体での省エネ効果はとても大きいです。家庭の消費エネルギーのうち3割が照明で、これを省エネ効果の高いLED電球に乗り換えることで、CO2排出量の削減にも大きな効果が期待できます。

今回の施策で100万個のLED電球を普及させようとしています。東京都としてはこの取り組みのために18億円の予算を組みました。

ただ、ちょっと心配なのは、LED電球が新たに欲しい人が、100円ショップなどで白熱電球を二個購入し、電気店でLED電球に取り替えるような話が出てこないかどうかです。

白熱電球は利用すれば経年劣化して新品との区別がつくので、この辺で何らかのガードが行われているのかもしれません。

なお、LED電球を安価に購入したい場合、ダイソーの一部の店舗で、300円で販売されているそうです。

品質も悪くはないようなので、今度、確かめてみたいと思っています。

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