JR青梅線の終点、奥多摩駅周辺に広がる奥多摩町ですが、現在、高齢化と過疎化、空き家の増加が非常に問題になっています。噂の東京マガジンを見ているとその特集でこの問題に関して取り上げていました。
奥多摩町の子育て支援としては、
- 保育園の保育料
- 給食費
- 高校までの通学定期代
- 高校までの医療費
- 中学校の制服代
- 入園、入学、進学支援金
- 通学時に使用したガソリン代またはタクシー代
- 小学校、中学校の交流事業参加費用(オーストラリアなど)一部助成
と信じられないほど手厚い補助があります。
奥多摩町にも取材をしていましたが、保育園や小学校そのものの運営自体が難しくなってきているので、まずは子育て世代を町に増やしたいというのが最大の事情のようでした。
東京都の中にある奥多摩町でさえ、これほど厳しい環境に置かれている中、全国の市区町村の中には更に厳しい状況におかれている場所も多いのではないかと思います。
以前、NHKの番組で人口が縮小する時代を迎えるにあたって何が発生するのかを特集した番組を見る機会がありました。夕張市の取材では、道路や水道などの町のインフラを支えることが困難になってきたため、住民を特定の場所に集める対策をとっていました。人口が増えるときは、その拡大のスピードに合わせて施設を作っていけばよいですが、人口が縮小するためにどうすれば良いかを考えることはより難しくなるということも説明されていました。
もはや、奥多摩町まで行かなくても、もっと都心に近いエリアでも人口が縮小し始めているという報道がありました。今後も人が都心に向かって集まっていく現象が続くのではないかと思いました。
【2020/08/18追記】
先日のアド街ック天国を見ていると、奥多摩が特集されていました。テレビ東京では県外移動を推奨するわけにもいかないので、東京都内のスポットを優先して紹介しているのかもしれません。
この番組の中で、第15位として、しっかりと奥多摩町の定住支援事業が紹介されていました。こんなに安い価格(月額1000円)で家を提供してもらえて、一定期間(15年間)住めば自分のものにすることもできるというのは魅力です。(街から祝金として15年分、支払ったお金がもらえるので、実質0円とのことでした)
現在、新型コロナウイルスの影響でテレワークが新しい仕事のスタイルとして定着しつつあります。テレワークが定着すれば、奥多摩に定住するという選択肢はより現実的なものになると思います。
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