iPhoneやiPadに搭載されているiOSに関する気になる記事がありました。
従来、日本におけるiOSのシェアが圧倒的なものがありましたが、最新の調査では少しずつシェアが低下しているようです。
Kanterという調査会社が2016年11月から2017年1月の販売数をもとに調査した結果では、前年同期に50.3%あったものが、49.5%に減少してしまいました。
この考えられる要因は、総務省が推し進めている各種の指導の影響でないかと思います。一つはiPhoneの一括ゼロ円などの安売りを禁止したことです。iPhoneは値段が高いので、なかなか初期に一括で購入しようとするとかなりの価格になってしまいます。
ところが日本の大手キャリアは毎月の月々割を二年間受け取ることによって実質的に本体価格が無料になる仕組みや購入時に本体が一括でゼロ円になるような販売方法をとり、消費者の初期投資額を減らしていました。ただ、毎月の通信料が何千円もして、かなり財布には厳しいものでした。
総務省は端末代金と通信料が微妙に混ざってしまい、また、MNPで通信会社を移った人の方が長年同じ通信会社を使った人よりも安くなるという変な現象も起きてきたことを是正するために指導をしました。行き過ぎた端末代金の割引禁止とSIMロックを解除することです。SIMロックを解除できるようになれば、格安SIMを仕えるようになります。
こんな是正が進んできたことで、iPhoneの価格がAndroid端末に比較して高く見えることから徐々にiPhoneの売り上げに影響が出ているのでしょう。
iPhone自体は今後も価格が安くなるどころかより高級な機種の販売が準備されているとも聞きます。これから先、iPhoneの売り上げがどのように推移していくのか気になるところです。
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