そろそろ、新型のiPadが発表されるのではないかという噂がずっと出ていましたが、とうとう発表されました。額縁の部分が狭くなって、外形寸法は同じでありながら液晶画面のサイズは大きくなったモデルが発表されるのではという噂が多かったのですが、発表されたものを見ると、それは意外なものでした。
今回発表されたのは廉価版のiPadです。画面サイズは9.7インチで扱いやすいサイズ、厚さは従来のiPad Airよりも厚く(6.1mm→7.5mm)なり、プロセッサは最新のA9Xではなく、A9が採用されています。コプロセッサはM9採用されています。本体の重量も従来のAirよりは少し重くなりました。見た目は従来のiPad Airと似ていますが厚さだけは少し気になるかもしれません。
また、廉価版ということで上位モデルと差別化するためにフルラミネーションディスプレイや反射防止コーディングも省かれました。色はシルバー、ゴールド、スペースグレイの3色です。
モデル名は無印のiPadです。Airよりも厚くしたので、Airの名前を引き継ぐことができなかったのでしょうか。Airが発売された2013年からは無印のiPadはラインナップから無くなっていたので、3年半ぶりの復活ということになります。
今回の目玉は価格が大きく安くなったことです。もっともやすいモデルでは3万7800円というお手頃価格になりました。従来のiPad Air 2は5万3800円から展開されていましたので、思い切った値下げが行われたことがよくわかります。ここ最近、タブレット自体の売り上げがあまり伸びなくなったという話しもありますし、すでにAndroidのタブレットは1万円から2万円程度の機種も増えていることから、iPadの割高感を少し解消したかったのではないかと思います。
額縁が小さくなって新しいCPU等が搭載された新型のiPad Proはまだこの先で発表されるものと思います。その機種とはおおきな差別化を図っていることになります。
今回発表された新型「iPad」はAppleのオンラインストアで日本時間の3月25日午前0時1分から購入が可能になります。新たにiPadを使ってみたい方や、昔のiPadを使っていて、そろそろ買い替えを考えていた方には最適なモデルかもしれません。
タブレットの値段がここまで安くなったことを考えると、スマホの価格は割高感がぬぐえません。格安スマホが勢力を伸ばしてきていますが、iPhoneなど高級価格帯の製品は苦戦が強いられるようになると思います。
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