電子書籍は所有権ではないので紙の本よりも危険

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最近、Amazonで電子書籍を購入することが増えてきました。以前であれば、ブックオフなどで古本を購入していたのですが、段々と本の数が増えるにつれて、保管するスペースが厳しくなってきました。電子書籍で購入すれば保管するスペースのことは心配なくなりますが、実は大きなデメリットがあります。

通常の紙の書籍であれば新しい本を購入しようが、古本を購入しようが、その本を自分で所有することができます。ところが電子書籍はそのデータの利用権しか得られていません。したがって、第三者に中古本として販売することすらできません。

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サービス提供企業の撤退等のリスク

それどころか、もしもその電子書籍を運営している会社が倒産したり、サービスから撤退するようなことがあれば、その電子データを新たにダウンロードできなくなる日が来るかもしれません。

例えば、Kindleにダウンロードできていれば、そのKindleで書籍のデータは残り続けるようにも思えますが、そのKindleが壊れてしまったり、バッテリーが劣化して起動できなくなってしまったら、もはやそこで読み続けることができなくなってしまいます。

日本ではいくつかの電子書籍サービスがあります。電子書籍サービスを選択するのにあたっては、このような将来性にも着目して選ばないと、あとで後悔する日が来るかもしれません。ただ、これだけ時代の変化が激しいので、どんなサービスを選んだとしても未来永劫に大丈夫ということはないのでしょう。

とすれば、場所をとろうとも、紙の本を買っておいた方が安心だという考え方もあるのかもしれません。

【2020/08/19追記】

水害等の災害と紙の書籍

最近、豪雨の影響により大きな水害が各地でたびたび発生するようになってきました。水害が発生すると髪でできた書籍はダメになってしまうので、やはり電子書籍を利用した方が安全なのではないかという議論も見られるようになってきました。

この世の中に100%安全なものはありませんので、住んでいるところの災害遭遇リスクなども評価しながら、どんなサービスを選択するか自分で考えて選んでいくことが大切なのかもしれません。

【2022年4月22日追記】

アカウントの統合によるKindle書籍の消滅

Amazonのアカウントを統合したらKindleの書籍がすべて読めなくなったという記事が話題になっています。

kindleの本が全部消えた話 - 覚書
2022/5/27 変更 - 後述のアカウント統合後にamazon.comのアカウント削除によってkindle本が全部消えるのは仕様である旨、追記 2022/6/1 変更 - 「サポートの指示によってamazon.comのアカウントを消した...

現時点では対応策がなく、1週間に1回のサポートからの連絡を待つしかない状況のようです。

電子書籍に関するアカウントについては、あまり整理等を考えずに、そっとしておいた方が良さそうです。

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