マイクロソフトが4月11日以降はWindows Vistaユーザー向けのサポートを終了します。Windows Vistaと言えば、Windows XPの次に発売された商品でまだまだ比較的最近のバージョンであったようなイメージがあるのですが、もはやサポート終了の時期になってしまったというのは驚くばかりです。
今回のサポート終了により新しいセキュリティ更新プログラム、修正プログラム、無料または有料のサポートオプション、オンラインのテクニカルコンテンツの更新が提供されなくなります。できるだけ早いタイミングでバージョンアップかパソコンの買い替えを考えた方が良いでしょう。
さらにマイクロソフトはExchange Server 2007、10月10日にはOffice2007、Visio2007、project2007、sharePoint Server2007のサポートが終了される予定です。
Windows Vistaは2007年1月に全世界で一斉に発売されました。すでに発売から10年が経過したことになります。Vistaそのものは、私自身はWindows XPと比較すると使いにくい印象があり、あまり使いませんでした。その次に発売されたWindows7は非常に使いやすかったので、Windows XPの環境を使い続けるか、Windows7を使うかのどちらかでした。したがって、今回のWindows Vistaのサポート終了で影響を受けるパソコンはありません。
ただ、トレンドマイクロの調査によると、日本国内ではまだ2.77%のパソコンでVistaが使われているのだそうです。台数にすると14万台にもなるのでかなりの台数です。
前回のWindows XPがサポート終了になるときには、テレビのニュースも含めてかなり大きな報道がありました。ところが、Vistaのサポート終了については、ほとんど報道されていません。サポートが終了されたことに気がつかずに使い続けることがもっとも危険だと思います。
コメント