茨城新聞に興味深い記事がありました。2016年に茨城県警に個人番号カード、番号通知カードの落し物が344件も届け出られたそうです。ほぼ、1日に一つのペースなので、かなりの量です。茨城県だけでこれだけの量なので、全国ではいったいどの程度の量になるのかが気になります。
また、2017年も2016年と同等のペースで届け出が続いているということです。財布ごと落としたり、コピー機に置き忘れたりといったパターンが多いそうです。なぜ、コピー機に置き忘れるかというと、コンビニにある多機能コピー機でマイナンバーカードをかざすと、住民票の取得ができますが、このときに置き忘れてしまうのでしょう。私もファミリーマートの多機能コピー機で住民票を取得しましたが、単に指定された場所にマイナンバーカードを置くだけなので、特に置き忘れても警告音などが出ることはありません。
マイナンバーは個人で大切に保管しなければいけません。第三者の手に渡ると、悪用されてしまう可能性があります。銀行のATMのようにカードの抜き取り忘れがあったときの対策を取るべきなのでしょう。
財布や財布が入ったカバンごと、どこかに置き忘れてしまうのは、なかなか防ぎようがありません。マイナンバーカードは財布の中に入れて持ち回るのが普通だと思いますので、何らかの安全対策が本来は必要なのでしょう。できれば、スマホの中にマイナンバーカードの情報を格納して、スマホの自体のセキュリティで守ることができれば、スマホをどこかに置き忘れても財布以上には安全になるのではないかと思います。
もしマイナンバーカードを失くしたことに気がついたら、専用のコールセンターに連絡してカードの機能を止めます。その後、警察に遺失届を出して自治体で再発行の手続きを行います。個人番号は基本的には一生変わることはないのですが、外で紛失してしまってカードを不正に利用される恐れがある場合には、番号を変更することができるそうです。
紛失した場合の対応方法については、こちらの公式サイトに詳しく解説されています。
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