携帯電話の大手のキャリアでは営業所の数が多く、何か分からないことがあっても親切に教えてもらえるという利点はあるものの、やはり月額料金がかなり高いのが頭の痛いところです。特にスマートフォンが普及してからは、データ通信の固定料金プランがセットで販売されるようになったため、月額7000円前後になっている人も多いと思います。
総務省ではそんな携帯電話料金に風穴をあけるために、格安SIMの普及に向けて力を入れてきました。確かに格安SIMを使っている人の数が徐々には増えてきているようにも思えます。
私自身もIIJmioのSIMに乗り換えをしました。家族の分も含めて劇的に通信料が減っています。
そんな格安SIMに関して、興味深い調査結果がありました。株式会社インターファームという会社が所得層ごとにどの程度の人が格安SIMを使っているかを548人に調査した結果なのですが、高所得の人ほど、格安SIMに乗り換えている率が高いそうです。
こちらが格安SIMの使用率になります。
- 200万以下:利用率20.54%
- 201万~600万:利用率26.15%
- 601万~1,000万:利用率26.60%
- 1,001万以上:31.25%
綺麗に所得が上がるごとに格安SIMの利用率が上がっています。
大手キャリアから格安SIMへ乗り換えるのは、
- どこの格安SIM会社に乗り換えればよいか
- どの時期に乗り換えればよいか
- スマホ本体はどうすればよいか
- 実際の手続きはどうすればよいか
等、調べなければいけないことが多くあります。日ごろから情報に敏感になっていると、新しい情報を受け入れるのも苦はないと思うのですが、あまり携帯電話の料金体系などに詳しくないと面倒くさく感じる局面も多いかもしれません。
格安SIM会社としては、まだまだ潜在的に格安SIMを使ってもらえそうな層がたくさんいるので、この乗り換えに伴うハードルを下げることができて知名度を上げられたら、各層ともに大きく格安SIMの利用率が増えるのではないかと思います。
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