先日の日経新聞に、携帯で居場所を把握する技術の開発に関して記事が出ていました。
最近になって地震や集中豪雨による被害が増えています。そこで総務省が携帯電話の位置情報から住民の居場所を把握する実証実験に着手するそうです。
この技術が確立されれば、指定避難所以外で孤立してしまった住民や地域ごとの避難者の規模がわかります。
被災者の位置情報の使い道
この情報がわかれば、どの程度の規模の捜索隊を送り込めばよいか、支援物資をどの程度、どこへ持っていけば良いかがわかるようになります。
利用するのはGPSではなく、各社の携帯電話基地局で集める位置情報です。数百メートル四方ごとに利用者の動きが把握できます。GPSよりも精度は荒くなりますが、GPSに対応していない携帯電話の情報も把握できるため、こちらの方が災害対策には向いているのでしょう。
すでに各携帯電話会社では集められる情報ではあるので、技術的な大きなハードルは少ないのではないでしょうか。ぜひ、今後に向けて実用化を進めてほしいと思います。
コメント