さくらインターネットでウェブアクセラレータというサービスが提供されていることを知りました。2016年ごろからあったようです。
こちらのブログは、さくらインターネットのレンタルサーバーにWORDPRESSをインストールして運用しています。どうしてもレンタルサーバー上でWORDPRESSを使っているとページを表示するのに時間がかかってしまうので、これをもう少し高速化したいと思っていました。
ウェブコンテンツをキャッシュして表示高速化
ウェブアクセラレータは、いわゆるCDNと同じ考え方でWEBの内容を複数のサーバーがキャッシュしてくれて、後からのリクエストに対してはキャッシュされている情報を返却します。したがって、元々のコンテンツが入っているサーバー(オリジンサーバー)にはアクセスが行かないので、そのぶんオリジンサーバーの負荷が減ります。
ただ、今までは、さくらインターネットが提供しているウェブアクセラレータはオリジンサーバーの指定がIPアドレスでしかできませんでした。レンタルサーバーでは1つのサーバー(一つのIPアドレス)に複数の利用者が収容されているので、IPアドレスでの指定では一意に特定できません。したがって、今まではさくらのレンタルサーバーを使っている私のような利用者はウェブアクセラレータを利用することができなかったようです。
オリジンサーバーをFQDN名で指定可能に
ところが2017年7月からはオリジンサーバーをFQDN名で指定できるようになりました。これでレンタルサーバーの利用者も使えるようになったというニュースリリースが出ていました。
そこで、ウェブアクセラレータを利用してみることにしました。しかし、どうしても利用することができませんでした。オリジンサーバーに認証するための情報(TEXT)をドメインのゾーン情報に設定してチェックをかけるのですがどうしても通りません。
まだ、FQDN指定でのサービスが始まったばかりですので、ネット上の情報がまだまだ不足しています。多分、数週間経てば利用する人の数も増えると思いますので、そのような参考情報を調べながら、またトライしたいと思います。
【2022/07/15追記】
サブドメイン指定で利用中
メインとなる最初に起動がかかるhtmlファイルは元のURLのまま、キャッシュせずに利用して、そのHTMLから呼び出される画像ファイルなどのコンテンツのみをキャッシュさせる設定で、ウェブアクセラレーターを使っています。
この設定でも十分に高速化に寄与してくれます。
新サーバーに乗り換え
さくらインターネットのレンタルサーバーは2月から能力アップした新サーバーがデビューして、7月13日からは既存契約者が新サーバーに引っ越すための移行ツールの提供が始まりました。
この移行が完了したところです。こちらで紹介しています。
新サーバーは二次記憶装置にSSDが使われているので、もしかするとウェブアクセラレータを使わなくても大丈夫かもしれません。ウェブアクセラレータをオフにしてスピードを計測してみます。
コメント