現在のiOS10まではメインメモリの領域を指し示す住所(アドレス)の長さが32ビット対応のアプリでも利用することができました。ところが、iOS11からは64ビット対応のアプリのみに制限されるということが記事で紹介されてました。
64ビット対応となれば実装できるメインメモリ量が4GB以上も可能になります。
アップルではハードについてはiPhone5sの時点で64ビット対応としています。この時点では世界で最初の64ビット対応スマートフォンだったようです。
もしも、32ビットアプリの走行が制限されるようになれば、現在公開されているアプリのうち、18万本以上のアプリが新しいOSでは動作しなくなるという記事がありました。18万本というと相当大きな数に見えますが、App Storeで公開されているアプリのうち全体の8%に相当する数になります。
自分がiPhoneにインストールされているアプリのうち、どのアプリがiOS11にアップデートすると動かなくなるかは、[設定]→[一般]→[情報]→[App]で確認することができます。私の場合は2つのアプリが対応していませんでした。
ただ、この二つのアプリは有料アプリで以前購入したものです。64ビット対応したアプリは別に公開して購入しなければいけない様子になっていました。こちらのアプリは最近利用していなかったので、このまま削除してしまおうと思います。
よく利用する主要なアプリケーションについては64ビット対応してくれていたので、私自身はiOS11に乗り換えても問題なさそうです。
【2017/11/20追記】
iOS11に乗り換えてiPhone5sを利用しています。少し動作が遅くなったかな?と思わせる場面はあるものの、基本的には快適に利用できています。心配していたアプリケーションの対応に関しては蓋を開けてみれば特に問題になる場面はなく、私が利用したいアプリは全て問題なく動作しています。ネット上でも問題にはなっていなかったので、無事に移行は完了したようです。
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