アマゾンプライムビデオで「春との旅」という映画を見ました。2010年の日本映画で、小林政広が監督した作品です。
主演はおじいさん(忠男)役の仲代達矢、そして孫(春)役の徳永えりで、この二人が北海道の増毛町から東北にかけて旅をします。
忠男は北海道の増毛に暮らす元漁師で、妻に先立たれてしまっています。また、忠男の娘(春の母親)も自殺してしまい、旦那も家を出てしまっていました。それ以来、忠男は春との二人暮らしです。忠男は足を悪くしてしまっており、働くことはおろか日常生活も不便です。春はなくてはならない存在になっていました。
春は学校で給食作りの仕事をしていましたが、その学校が廃校になり春は失業してしまいます。そこで、春は東京に出て仕事をしようと考えていました。しかし、忠男を一人、増毛に残して東京に行くわけにも行きません。そこで、忠男が兄弟を回って自分の居候先を探す度に春は同行することになります。
しかし、兄弟たちもまた、忠男を居候させるほどの余裕があるわけでもなく、自分が転がり込む先を見つけることができませんでした。
そんな忠男が兄弟と話し合いをもつなかで、春は出て行ってしまったお父さんと会いたいと言い出します。そのお父さんとの出会いを通じて何があるのか、映画のエンディングに向けて何が待ち構えているのかということが見頃になっていきます。
この映画、出てくる男優さんや女優さんが凄かったです。最初に行った先には、大滝秀治と菅井きん、田中裕子や淡島千景、そして柄本明、香川照之といった俳優が出演していました。
忠男はどちらかというと自分が生きたいように生きてきたということもあり、偏屈な人というイメージで描かれています。ストーリーの中でも、見ている方がイライラさせられる場面がありました。また、演技なのでしょうか、春が凄いがに股で歩くのですが、これが現実味がなく残念な感じでした。ただ、映画のストーリーにはしっかりと引き込まれてしまい、最後まで一気に見させてもらいました
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