2016年1月20日でクロネコヤマトの宅急便は40年目の節目を迎えました。1971年に社長になった小倉昌男氏がそれまで郵便局のほぼ独占事業であった小口の宅配事業に参入を考え、1976年に宅急便をスタートしてヤマト運輸の主力事業になりした。
ダイヤモンドオンラインの記事を読むと、「ヤマトが急速にホワイト化も、真の課題はそこではない」という記事がありました。労働時間を抑制するために荷物の取扱量を減らすため、大口顧客も含めた値上げの交渉を進めて来て、一定の成果が出ていますが、このような目先の対応策以上に必要な成長戦略が描けていないことを指摘する記事です。
会社の寿命は40年等と言われますが、まさにヤマト運輸でも宅急便というビジネスモデルだけでは将来の成長戦略を描きにくくなって来たということなのでしょう。40年前に中距離貨物を中心に扱っていたことから宅急便に事業を切り替えたように、何らかの市場創造が必要になってきています。
ヤマト運輸の公式サイトをみると、全面に宅急便の案内が目立ちますが、中には家電メンテナンスという案内もありました。壊れた家電の引き取りやメンテナンスをヤマトグループで一手に引き受けるという事業です。全国各地に営業所があることを活用しての取り組みかと思います。
今後、新規の事業がどのように育って行くか気になるところです。
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