ウォルトディズニー社が21世紀フォックスを買収

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 米国のウォルトディズニー社が同じく米国21世紀フォックス社を買収するという報道がありました。

 21世紀フォックスの傘下には20世紀フォックスやHuluがあります。特に20世紀フォックスは1934年にフォックスフィルムと20世紀映画が合併してできた歴史の古い映画会社です。イヴの全て、王様と私、サウンドオブミュージック、クレオパトラ、猿の惑星、スターウォーズ、エイリアン、ダイハード、タイタニック等、沢山の名作があります。

 映画が始まる時にビルを背景にしてサーチライトが照らす中でファンファーレが鳴るのが印象的です。

20世紀フォックス

 映画やテレビなどコンテンツ部門の大半を買い取ります。買収額は524億ドル、負債込みでは661億ドル、日本円にすると7兆円を超えるという超大規模の買収額です。

 また、21世紀フォックスではネット動画配信事業を行なっているHuluも傘下にあるため、この株式もウォルトディズニー社の元に移ります。

 日本のHuluは日本テレビが買収したので、米国の買収劇か日本のHuluにどう影響するのかは現時点ではわかりません。

 ただ、ウォルトディズニー社の動画配信事業が日本国内にも進出した場合は、既存の動画配信会社には大きな影響があるかもしれません。

 ウォルトディズニー社としては2018年から自前で動画配信事業を開始する予定です。今回の買収により、強力なコンテンツを多数入手したことになります。

 今後のウォルトディズニー社の動きが気になるところです。

【2024年9月10日追記】

 ディズニーは2019年に、メディア王ルパート・マードック氏が率いるフォックスから、713億ドル(約7兆6000億円)で21世紀フォックスの大半の事業を買収しました。その後、「フォックス」という名前は無くなっています。

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