NHKのニュース記事を読んでいると、面白い記事がありました。まだ建設中で暫定的に片側一車線で開通している高速道路、交通量が少ないので片側一車線になっている高速道路などがあります。
通常、道幅が狭いこともあって中央分離帯か設置されていないことも多いのですが、意外とスピードを出している車も多いので、対向車同士の正面衝突が発生すると大きな事故になることがあります。
そこで、中央分離帯にワイヤロープを2017年4月に設置したところ、昨年は7件も発生した事故が設置後は0件になっているそうです。今回は全国の片側一車線の高速道路のうち、約100Kmの区間でワイヤロープを設置しました。
たしかにワイヤロープを設置するだけであれば、それほど大きな設置スペースをとることがありませんし、反対車線に飛び出しそうになったクルマを元の車線に引き止めるためにも一定の効果はありそうです。また立派な中央分離帯を作るよりも建設コストが抑えられるようにも思います。
ニュースの記事には実際に衝突事故を防いだ例の写真が掲載されていましたが、かなりのスピードで突っ込んだらしくワイヤーロープを支える支柱が連続して倒れていたものの、大きく反対車線にはみ出すのを防いでくれていました。
全国の片側一車線の高速道路のほか、対面衝突事故の多い一般道でもワイヤロープの設置を進めてもらいたいです。
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