NTT東日本と西日本が、2018年1月から、定型文を送ることができる緊急定型電報の夜間受付を取りやめることが産経新聞で報道されていました。
緊急定型電報事態をよく知らなかったのですが、「事故、至急連絡されたし」といった53種類の定型文を送ることができるのだそうです。
以前、携帯電話が無く、しかも全戸に据え置き型の電話も完全には普及していなかった時代には、このような緊急電報は非常に便利に使われたのではないかと思います。ピークは昭和38年で全国で9461万通の取り扱いがあったのだそうです。
しかし、昨年度の取り扱い件数は717万通になり、そのうちの9割は慶弔用でした。これだけ減ってしまっては、現在のように24時間の受付をする必要性も低くなったと判断されるのは致し方ないことだと思います。
2018年からの受付時間は午前8時から午後7時までに短縮されます。また、夜間配達も合わせて廃止されます。
技術の進歩により、LPレコードからコンパクトディスク、ビデオテープレコーダからハードディスクレコーダーに変遷したように、情報の伝送手段も変わることは当然今後もあります。
今回の電報は明治2年に東京と横浜の間で始まったのを皮切りに100年以上も継続しているサービスです。
しかし、携帯電話からメール、メールからLINEといった具合に技術が目まぐるしく変化することになります。
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