池井戸潤さん原作のドラマ「陸王」の最終回が終わりました

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クリスマスイブにドラマ「陸王」の最終回が終わりました。この2017年10月から12月期に放送されたドラマの中では最も楽しみにしていた作品となりました。半沢直樹や花咲舞が黙ってない、空飛ぶタイヤなどの作品で人気の池井戸潤の原作です。

ストーリーは行田市にある老舗の足袋屋「こはぜや」が足袋の需要減少で経営難に陥る中、ランニング用の足袋で成功するまでを描いた作品です。半沢直樹や花咲舞といったヒーローはこのドラマには出てきません。こはぜやの社長が色々なことに悩みながらも、工場の従業員や銀行員などに励まされながら前に進んでいくところが描かれています。

行田市に行く機会がありました。こちらがそのときのレポートです。

のぼうの城で有名な行田市郷土博物館(忍城)を見学
映画「のぼうの城」で有名になった行田市にある忍城の跡地(行田市郷土博物館)に行きました。 駐車場がどこにあるかわからなかったのですが、なんとか駐車場の看板を見つけることができてとめることができました。のぼうの城が公開されてから、週末は駐車場

他の池井戸潤のドラマとは違って、ちょっとストーリーの展開がゆっくりで、毎回、スカッとするような爽快感はありませんでした。最終回についてはこれまでのわだかまり感がサッとはれるような展開でした。きっとこのドラマならば、こういうエンディングを迎えるだろうと思っていたとおりに話が進みます。

ただ、フェリックスからの業務提携の申し出に関して、なんで、こはぜやの面々があんなにリスクがあると言って悩んでいたのかは腑に落ちませんでした。5年で返せば良い上に最初の数年はフェリックスで購入を保証するという極めて好条件の提案です。銀行でお金を借りていたとしたら、もしも不渡りを出せば会社が倒産に追い込まれることと比べれば、良い条件としか思えませんでした。

ランニング用足袋の陸王が売れるかどうかという話と並行して、社長と社長の息子の関係がとうなるかといったサイドストーリーも結論を迎えます。この結論についても、なかなか練られていたと思います。親父の言うこと、息子の言うことがそれぞれ良かったです。

陸王 最終回の平均視聴率は20.5%でした。番組途中のコマーシャルでは東芝のコマーシャルが流れていました。もともとこの枠は東芝日曜劇場として単独でスポンサーをしていたので、その名残です。しかし、今の会社の状況もありますので、2018年の3月にスポンサーを降板することが決まっています。そんな状況の中でこんな名ドラマを提供できて良かったのではないかと思いました。

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