日経ITProの記事を読んでいると、「転職経験ゼロは無能の証」というタイトルの記事がありました。
2017年3月から「越境エンジニア列伝」と称して、越境経験のある成功した10名の人に対するインタビューを通して、今回の記事が書かれているようです。
ここで取り上げた10人は全員に転職経験があるということで、逆説的に「転職経験ゼロは無能の証」というタイトルを付けたように読み取れます。
もちろん転職をしたことで住む世界や視点がかわることで大きく飛躍した人もたくさんいるのは事実です。
ただ、転職せずとも会社の中で力を発揮している優秀な人材はいくらでもいるし、会社の中で色々な職域を経験して伸びている人財もたくさんいます。
逆に転職をしたことで、うまくいかなくなってしまった人もいます。
この日経ITProのタイトルは本来は「社会から優秀だと認められるエンジニアになりなさい」とすべきで、転職経験ゼロの人財を無能とけなすようなタイトルにすべきではなかったのではないかと思います。
読者に注目されようと、あおるようなタイトルをつけるという衝動にかられたのではないかと思いますが、転職経験ゼロの人を無能と切り捨てることは絶対に許されません。
記事の内容を見直すべきなのではないでしょうか。
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