日経テクノロジーを読んでいると、「1から6まで目の出る確率は均等なのか?」という興味深いタイトルの記事がありました。
たぶん、工作精度による影響がないとすれば、確率にさほど大きな違いはないだろうと思いつつ、こちらの記事を読んでみました。
出る目の確率は均等か否か
すると、普通のサイコロのそれぞれの目が出る確率は均等に1/6ではないそうです。わずかな確率の違いではあるものの、「5」の目が一番出やすいのだそうです。
なぜ、5が多いのかというと、その裏面が2であるためです。5の面は5か所を掘っているのに対して、2の面は2か所しか掘っていないため重さが微妙に違います。それが重心の偏りとなって表れて、結果として出る目に偏りが生じるそうです。
他でも確認
あわせて、Wikipediaも確認してみました。こちらにも同様の解説がありました。ただし、こちらの説明は日経テクノロジと異なりました。6の面がもっとも上になりやすいとされています。これは、表面と裏面で削る量に一番大きな違いが生じるのが、1と6の面になるからです。1の面の方が削っている量が少ないので下側になり、6の面が上側になる確率が大きくなるという説明がされていました。これを読むと、日経テクノロジの5の面が上になる確率が多いというのは少し怪しい感じがしてきました。
さらにWikipediaを読み進めると、こんな説明がありました。サイコロによっては、1の面が目立ちやすくするために、穴のサイズが大きくなっていると言うのです。確かに、1の面は穴の大きさが大きくて赤色になっているとサイコロが多いような気がしてきました。すると、1と6の面はそこまで大きな重量差がないため、5の面が上になる確率が高くなるということでした。これで日経テクノロジの説明と合致します。日経テクノロジの説明もよく読んでみると1の面は穴の大きさが大きいためと理由が書いてありました。
今まであまり気にしてきませんでしたが、サイコロを一つとっても奥深い話しがあると知った次第です。
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