楽天やアマゾンなど大手3社の販売額が百貨店を超えた

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日経新聞を見ていると、楽天やAmazon、ヤフーショッピングの三社を合わせた年間の販売額が、2017年に始めて百貨店の販売額を超えたという記事がありました。

ネット通販を利用している人はかなりの勢いで増えていることは実感していましたが、時代の流れとは言え、こんなに早く、こんな報道が流れるとは思ってもみませんでした。

昔のネットショッピングはパソコンで注文しなければいけないのが一つのハードルになっていたように思います。パソコンが自宅にある人の割合が少なかったですし、通販サイトに行って購入するのも、あまり慣れていない人にとっては大変でした。しかし、最近ではスマホのアプリで簡単に購入することができるようになったのも、昔よりもネット通販が多く使われるようになった要因の一つでしょう。

リアルなお店というのは、やっぱりお店まで足をのばせば、実際に実物を見ながら買い物ができるという大きなメリットがあります。ただ、お店の面積は限られているので、扱っている品物の種類という面では、ネット通販の方が有利です。楽天市場でも目がくらむほどの数の商品が扱われていますし、Amazonも同様に商品数が多いです。

さらに、ネット通販では実際に商品を購入した人のレビューが掲載されていることが多いので、実際に買って見ないとわからない使い勝手や耐久性といった面でヒントを得ることができます。遠方に住んでいる人にとってもネット通販は大きな魅力だと思います。

今後、ネット通販の販売額は間違えなく増えて行くことになるでしょう。ただ、現物を見ることができる場所が無くなってしまうことも消費者にとっては良いことではありません。楽天市場では実店舗を出しているショップがネット通販も実施しているというところが多いと思いますが、できれば実店舗の営業もこのまま続けてほしいと思います。

リアルな店舗とネット通販が両立するような取り組みとして、このようなものが紹介されていました。

店で試着しネットで購入 青山、実店舗の新しい形模索 - 日本経済新聞
紳士服最大手の青山商事がインターネットと実店舗を融合させた販売手法を広げている。核となるのは「店舗で試着し、ネットで購入」をコンセプトにした新型店だ。昨年10月に東京・秋葉原に実験店を開業したのに続き、今年9月に新たに2店を都内に出店した。...

実際にリアルな店舗で試着をして、ネット通販で商品を購入するというものです。たしかに衣類に関しては、ネット通販では試着ができないのが大きなハードルです。

また、リアルな店舗を持っていた方が信頼できるお店という印象を消費者に持たせることもお店にとってはメリットになるでしょう。今後も試行錯誤があるのではないでしょうか。

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