2011年度から利用が伸びているマイカーのリースは一般的になるか?

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 矢野経済研究所が国内のオートリース市場の調査を実施して、その結果を整理しています。2016年度末時点ではオートリース車両保有台数は2015年度末と比較して3.5%増の347万2273台となっていて、2011年度末から6年連続で増加しています。この中には中小法人企業の社用車のオートリースや個人向けのマイカーリースの台数が含まれています。

 以前はCDでもDVDでもレコード屋で買って自分で持つスタイルが主流でしたが、現在は月額いくらかで動画や音楽が聞き放題になるサービスが一般化してきています。たとえば、HuluやNetflixなどの業態にあたります。CDやDVDを買うことなく、いろいろなコンテンツを聞いたり見られたりするようになるのは魅力です。

 現在、自動車、特にマイカーに関しては借りるよりも所有する方が一般的ではありますが、この先は何らかの変化があるかもしれません。旅先で借りることが多いレンタカーは既に一般的になっていますが、それに加えてカーシェアも一般的になってきました。Timesが参入したことで、本当にいろいろな駐車場でカーシェアを見かけます。まさか、カーシェアが短期間にここまで一般的になるとは思ってもみませんでした。

 さらにマイカー賃貸のカルモというサービスがこの1月から始まりました。このサービスは個人向けのカーリースの仕組みに近く、ある程度の期間(1年から9年の1年刻み)にわたって保有します。この期間を過ぎるとクルマの乗り換えをするkともできます。

 カルモはこちらが公式サイトになります。

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 ホンダのN-BOXが月々21,168円から、ダイハツのミライースが月々14,364円からといった料金が設定されていました。

 クルマを買ってしまうと毎年気軽にクルマを乗り換えるということは難しくなりますが、このようなマイカーリースの仕組みを使うと少しハードルが下がるのは魅力かもしれません。

 ただ、自分のクルマというわけではないので、クルマに改造をしたりすることには制限がかかるものと思います。事故を起こしてしまったり、傷をつけてしまったときの対応に関しても、リース会社によって対応が異なるところもあると思いますので、事前に契約内容の確認が欠かせません。自動車保険や車検、オイル交換、バッテリー交換などの費用もどこまでが月額に含まれているか、累積走行距離に制約があるかなども要確認ポイントかと思います。

 この辺の手続きや制約も消費者にとって明瞭で判りやすくなれば、音楽や動画のサブスクリプションサービスのように伸びる可能性があるのではないかと思いました。

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