アサヒの茨城工場でカルピスのポスター変遷を見学

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 アサヒの茨城工場に見学に行きました。待ち時間に廊下を歩いていると、カルピスの歴代のポスターが展示されていました。大正時代のポスターもあります。カルピスは日本初の乳酸菌飲料として1919年に誕生しました。すでに100年もの歴史があります。

 なぜ、アサヒにカルピスの展示があるのかわかなかったので調べてみると、カルピスは2011年にアサヒの傘下になっていたことがわかりました。

 カルピスの歴史を調べてみると、大正8年に発売されたそうです。

 文字は右から左に向かって読まなければいけないので、なんとなく違和感があります。「スピルカ」ってなんだろう?と最初は思ってしまいました。

 当初の新聞広告では、病人や子ども、女性を対象に滋養になることを訴求していました。こちらは洋画家として著名な伊原宇三郎がパリ在学中にカルピスのために制作したポスターです。

 どうしても、「スピルカ」と読んでしまいます。

 こちらは不思議な絵柄に見えます。国際懸賞募集ポスター二等に入選したMax Bittorf 氏の作品です。

 滋強飲料「カルピス」です。

 こちらのポスターには、「この一杯に初恋の味がある」という表記があります。

 女性を対象にした滋養になることでは一般の需要拡大にならないと考えた開発者の海雲は、学生時代の後輩で中学教師の驪城卓爾(こまきたくじ)が提案した「甘くて酸っぱいカルピス® は初恋の味だ」「初恋とは、清純で美しいもの。初恋という言葉には、人びとの夢と希望と憧れがある」という言葉に納得して「初恋の味」をキャッチフレーズに採用しました。1922年に初めて新聞広告で使われて以降、長年広告等に使用され「カルピス®」=「初恋の味」として世の中に定着していきました。

 私が小さい時にも、初恋の味カルピスというキャッチフレーズで販売していたと思います。

 ちなみに、カルピスという言葉はカルシウムとサンスクリット語のサルピスから作られた造語です。サルピスというのは牛乳の精製過程での5階級のうち第4段階でできるものです。

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