NTTが法人向けに販売しているルーターに接続されているパソコンで意味不明なポップアップが表示されたり、ネットに接続できなくなるような不具合が発生していることが、一般紙も含めて報道されていました。
サイバー攻撃を受けてルーターがなんらかの被害にあった可能性があることが指摘されています。
対象のルーターは「Netcommunity OG810」および「同410」の2シリーズになります。どんな製品かを調べてみると、こちらの商品でした。
業務用なので、何かイカツイ格好をした商品なのかと思っていましたが、意外と家庭用のルーターと見た感じは大きく変わらないようにも見えます。
報道を見る限りはルーター自体がどんな形でハッキングされて、どんな被害を受けているのか知ることはできませんでしたが、ルーターが外部からログインするときのIDとパスワードがデフォルトのままになっていた、またはルーターの中で動いているOSが脆弱性を抱えていて、その脆弱性を突かれたなどの理由が考えられるかもしれません。
以前にもルーターがサイバー攻撃を受けて被害が出ることは相次いでいました。トレンドマイクロでは下記のページで注意を呼びかけています。
ルータを狙った攻撃:どのような被害があるのか?どう対処すべきか?
ネットワークの要ともいえる存在のルータを侵害することで様々な不正活動が可能になります。しかし、特に一般利用者においてはルータのセキュリティはほとんど意識されていないのが現状でしょう。今回はルータの侵害により、どのような被害に遭う可能性が生じ...
また、このような被害を受ける可能性がある機器はルーターに限った話ではありません。
テレビやホームカメラなどもインターネットに接続されてきているので、どんなサイバー攻撃を受けてもおかしくない状況になってきています。
これから、IOTが本格的に広がっていて、色々なものがインターネットに接続されていくことになります。
どうやって、サイバー攻撃から守っていくのか、今後の技術開発に期待したいと思います。
コメント